アクセンチュアの「国際女性デー」イベントとは?

皆さんこんにちは、アクセンチュアのI&D(インクルージョン&ダイバーシティ)チームで、「International Women’s Day:国際女性デー」イベントのリードをしている加藤と近藤です。今回のBlogでは、私たちが企画した今年のイベントの模様をご紹介します!

アクセンチュアでは毎年「国際女性デー」(毎年3月8日・1975年に国連が制定)の時期に合わせて社員が集い、キャリアについて考えるイベントを行っています。毎回、ゲストによるスピーチや社員を交えたパネルディスカッション、各種の取り組みの報告などが行われる、内容が盛りだくさんのイベントです。

2020年は初めての「WebCast配信」で実施

例年は大きな会場に1,000人以上が集まるのですが、今年は初めて「WebCast配信(オンラインでの生放送)」で開催しました。社員がそれぞれ自分のPCで視聴する形式にしたことで、例年より多くの社員に参加してもらうことができました。

司会はインタラクティブ本部マネジング・ディレクターの久保千秋さんと、ストラテジー&コンサルティング本部マネジング・ディレクターの海津恵さんの2人。「今年のテーマは『Getting to Equal』、共創の文化を実現するために必要なことは何か、私たち1人ひとりが考える時間にしていきましょう」とイベントの趣旨と目的を紹介しました。

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司会の久保さんと海津恵さん。アナウンサーのようにスムーズな進行でした……!

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平等かつ多様性のある組織を目指すアクセンチュア ―― ジュリー・スウィートCEOビデオメッセージ

まずは昨年9月に新CEOに就任した、ジュリー・スウィートからのビデオメッセージ。ジュリーは、アクセンチュアが「平等な文化」を実現するためにコミットしていると説明しました。アクセンチュアはグローバル全体で「平等な職場環境」を目指しています。当日放映した動画は、こちらで公開しているのでぜひご覧ください。

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アクセンチュアCEOジュリー・スウィートによる「平等の文化」についてのメッセージ

アクセンチュアのCEOジュリー・スウィートによる、国際女性デーでのメッセージ。「平等の文化」の創出について語っています。

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女性のキャリア構築における3つのポイント ―― 社長の江川さん、常務の小林さんによるオープニングスピーチ

続いては「オープニングスピーチ」。代表取締役社長の江川昌史さんと、常務執行役員アジア太平洋・アフリカ・ラテンアメリカ・中東地区主要クライアント統括の小林珠恵さんが登場しました。

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オープニングで笑顔を見せる江川さんと小林さん

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江川さんが社長に就任した2015年4月から2020年3月までの5年間で、アクセンチュアジャパンの女性比率は大幅に上昇しました。江川さんは、女性が働きやすい環境が整っており、ますます男女比の平等化(50:50)に向けて前進していると話しました。

続いて小林さんは、ご自身がアクセンチュアグローバルの経営会議メンバーとなったことに触れました(これはアクセンチュアジャパンとして初の快挙です!)。その会議の際、ジュリーやエリン・シュック(最高人事責任者)などから教わった「女性のキャリア構築における3つのポイント」を共有しました。

  • いつチャンスが来ても良いように常に構えておき、チャンスが到来したら「YES」と即答すること。不安を感じると尻込みしてしまうことは誰にでもありますが、「不安を感じるくらいの役職を思い切って引き受ける方が、大きなキャリアチャレンジの実現」につながります。
  • 「声をあげる(Speak up)」し続けること。周囲の社員に「察してもらおう」と思うのではなく、積極的に「言い続ける」ことがキャリア構築や働き方をより良くしていくうえで重要です。
  • 「長いスパンで自分のキャリアを考える」こと。特に女性の場合は出産や育児などライフイベントとの両立に悩んだりするケースもありますが、目の前の状況だけを見るのではなく、自分の役割の意味を長期的に考え続けることで、将来を見通した最適な答えが見つかります。

アクセンチュアの女性社員が「PCバッグのデザイン」に参加! ―― 企業コラボレーション成果発表

これまで、IWDイベントは「その日限りの1日イベント」として企画・実行されてきました。しかし「女性社員が日々体験を継続していくイベント」への変革を目指し、昨年は新たな取り組みとして「Women Innovation studio - journey to my style」を発足。具体的なアクションとして、アパレル会社の株式会社ユナイテッドアローズ様のブランド、グリーンレーベル リラクシング(以下、GLR)とのコラボレーションによる「働く女性のPCバッグ」のデザインに挑戦しています。

このプロジェクトでは約1年をかけてデザインと試作を繰り返してきました。コンセプトは「ファンクション(機能)+ファッション」。体感的な快適さ、働く日常に溶け込むサステイナブル性を重視したデザインとなっています。配信ではGLRの担当者も同席し、使い勝手のよさや工夫した点などが紹介されました。

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1年間プロジェクトを一緒に進めてくださったGLRの担当者様と

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こちらのPCバッグは今後販売されるということなので、私たちも実際に使うのが楽しみです!
開発の経緯はプロジェクトをリードした本徳さんがブログに書いてくれているので、ぜひこちらもご覧ください。
https://www.accenture.com/jp-ja/blogs/life-blog/women-innovation-studio1

心理学が解き明かす「うまくいくチームワーク」や「成長」 ―― メンタリストDaiGoさんによるゲストスピーチ

イベント後半はゲストスピーチです。今回は、英国発祥の「メンタリズム」を日本で初めて紹介し、数百のTV番組に出演するなどメディアでの知名度も高いメンタリストDaiGoさんにゲストとしてご出演いただきました。

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メンタリストDaiGoさんが社内スタジオに登場!

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今回は事前にアクセンチュア社員から「質問」を募り、DaiGoさんに回答と解説をいただく形式を採用しつつ、リアルタイムに追加質問にもお答えいただきました。

働く環境が多様性しているアクセンチュアにおいて、国籍や文化、価値観など、バックグラウンドの異なるメンバーが「ワンチーム」となってプロジェクトに取り組む姿は日常的な光景です。いろいろな考え方を持つメンバーとの働き方について、DaiGoさんは「柔軟性」が大切だと強調しました。心理学的に、人は似ている者同士よりも、かけ離れた人同士の方がチームとしてうまくいくことが多いそうです。

年齢や性別の異なるメンバーとのコラボレーションにおいても、「実はお世辞を適切に活用することでうまくいく」というアドバイスをいただきました。お世辞といっても紋切り型のヨイショではなく、「こんなことを言うと失礼かもしれませんが」と前置きして、ネガティブな発言と思わせつつ、実はポジティブなことを話すことでそのギャップで相手を安心させるテクニックや、「あなたから学びたいので教えていただきたい」という形で相手を持ち上げる「アドバイスシーキング」という手法など……。文献や学術研究成果を縦横無尽に組み合わせて解説するDaiGoさんのスピーチは納得した社員も多く、実際のプロジェクト現場で活用してみたいという声が寄せられました。

また、人は誰でも思い込みや先入観による「アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)」を持っています。偏見を持たずに他人と接する方法として「世の中にどのような偏見(バイアス)があるかを知り、自分がどのような偏見(バイアス)を持っているかをよく把握すること」がポイントだと紹介しました。

事前に募集した6個の質問と、リアルタイムに寄せられた10個の質問について、ほとばしるようなスピードでアドバイスを繰り出したDaiGoさんでした。

女性社員のサステイナブルなキャリアの実現へ ―― クロージングスピーチ

IWDイベントの閉幕は、アクセンチュアジャパンでI&Dのリードである堀江章子さんが務めました。堀江さんは今回のWeb配信の視聴者数が2500人以上であったことに触れつつ、女性社員の1人ひとりが「長期的なキャリアを描きながら、それぞれのキャリア実現してほしい」とエールを送り、イベントを締めくくりました。

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堀江さんによるクロージング。女性社員へのあたたかいメッセージでした

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イベント裏話

今回は様々な事情によりイベント会場での実施から「WebCast配信」に急遽切り替えた形となりましたが、アクセンチュアはもともと海外との連携が多く、Web配信システムが整っていたため、スムーズに社内から中継することができました。
アクセンチュアジャパンには外国籍の方が多いため日本語から英語への同時通訳も手配し、また、聴覚障がいのある方にはタイピングサポートを提供しました。

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社内スタジオはこんな感じ

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陰で支えてくれたタイピングサポートチーム!

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IWD初のWebCast配信となることが直前に決定し、無事に当日を迎えられるかハラハラドキドキしましたが、より多くの社員に参加してもらえる形態での開催を前向きに捉え、チーム一丸となって取り組んできました。無事に本番を迎えることができ、ホッとしたというのが正直な感想ですが、スタジオの明るい雰囲気が皆さんに伝わっているといいな、と思います。

加藤 裕子

2004年入社
金融サービス本部
保険グループ
マネジング・ディレクター


近藤 尚子

2001年入社
金融サービス本部
マネジング・ディレクター

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