世界中に71万人という社員を擁するグローバル企業アクセンチュア。そんな多種多様な人々が、ひとつの企業文化を熟成するため、それぞれの国や組織で注力しているのが、アクセンチュアのインクルージョン&ダイバーシティ活動です。アクセンチュア・ジャパンでも、さまざまな文化的・人種的なバックグラウンドを持つ人々が、協力し合って働く中で、クロスカルチャー・ダイバーシティ~異文化多様性というテーマのもと、いろいろな活動を行っています。

アクセンチュア・ジャパンにおいて、クロスカルチャー・ダイバーシティをテーマにどのような活動が、どのような人々によって、どのような想いのもと行われているのか、国籍も文化的バックグラウンドも違う3人のメンバーによる紹介を2回に分けてお送りします。

 

第2回目となる今回は、5月にオンラインで行われたクロスカルチュラル・デイ・イベントについてのレポートです。

未だに世界中が感染症の影響下にあり、またウクライナ危機が続く今だからこそ、クロスカルチャー・ダイバーシティが重要であるという、アクセンチュア・ジャパンのクロスカルチャー・ダイバーシティ日本統括である河田さんの挨拶から始まったこのイベントでは、国や地域を超えたコラボレーションについて、またシームレスなコラボレーションを実践している5つの事例を紹介するパネルディスカッションが行われました。そんなイベントの様子を、国籍も文化的バックグラウンドも違う3人のメンバーにレポートしてもらいます。

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cross-cultural diversity Japan

クロスカルチャー・ダイバーシティ日本統括 河田さんからのメッセージは、包み込まれるような温かさが。また英語によるメッセージは、翻訳ツールにより日本語に同時通訳も行われた。

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プロジェクト計画では「根回し」が正式な手法に?!

レオさん

クロスカルチュラル・デイ・イベントで私が一番気に入ったのは、国境を越えたコラボレーションに関するパネルディスカッションで、どれも洞察と示唆に富み、とても楽しいものでした。

オペレーション本部とテクノロジー本部に所属するメンバーが参加した最初のパネルでは、多国籍なチームにとって「仕事を始める前にまず信頼を築く」ことがいかに重要であるかが語られました。このためには、ローカルチームとオフショアチームの文化の違いを認識する必要があります。ある人にとっては普通で「常識」と思われることが、他の人にとってはそうではない場合があるからです。その一環として、オフショアのオペレーション&テクノロジーセンターでは、スタッフに対する日本ビジネスカルチャーのトレーニングや、日本のお客様に対するプロジェクト計画の標準的な手法として「根回し」(ステークホルダー間の合意形成。日本語独特の表現だと思います)などを取り入れているとのことです。

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パネルディスカッション第1部の様子。多国籍なチームで大事なことについて、いろんな視点から紹介された。

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ストラテジー&コンサルティング本部とソング本部(旧インタラクティブ本部)所属メンバーによるパネルディスカッションでは、「コミュニケーションの成功は言葉だけではない」「同じ民族や国籍の人間同士でも誤解が生じることがある」という話がありました。例えば、デザイナーとITエンジニアが一緒になったチームでは、メンバーの関心事や価値観、考え方や仕事の進め方が大きく異なり、対立することがあります。しかし、異文化チームのメンバーがお互いを尊重し、お互いの立場を理解し、価値を提供することに集中できる環境であれば、この文化的摩擦は多くのイノベーションをもたらし、大きな成果につながっていくという共通理解を持てる内容でした。

 

違いは摩擦ではなく、対比としてイノベーションの着火点に

ネネさん

今年のクロスカルチュラル・デーのイベントで、最も印象に残っているフレーズは、「コミュニケーションは言語を超える(communication goes beyond language)」という言葉です。

クロスカルチャー・ダイバーシティ・コミッティに所属するストラテジー&コンサルティング本部とソング本部のメンバー間で繰り広げられたこのパネルディスカッションでは、オフショアメンバーとの共働とその課題をテーマに、文化の違いにとどまらず、地理的要因によって生じるすれ違いや摩擦について語られました。

このような多様な文化を擁する環境下で働く際、言語の壁という課題が挙げられるのは容易に想像できます。そんな課題に対して、パネリストたちが強調していたのは、だからこそコミュニケーションが重要なのであり、それを通じて相互理解を深め、互いのギャップを埋めることから始めることで、良好な関係を構築することにも繋がっていく、ということでした。

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パネルディスカッション第2部では、言語の壁を越えたコミュニケーションについて紹介された。

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自分自身、いわゆるクロスカルチャーな環境でじっくりと働いたことはまだない のですが、お互いの文化的バックグラウンドについての知識が十分であれば、当然コミュニケーションもスムーズになると思います。とはいえ、事前知識や経験が十分でなかったとしても、視点の違いを摩擦としてではなく、対比として、さらにその違いの認識が着火点となり、大きなイノベーションが起こるきっかけにもなるのでは、とも感じました。もちろん、その根底には、コミュニケーションがあり、そこでは言語はもはや壁でも障害でもないと捉えていること、それが、イノベーションを生み出す基本であることを再認識できたイベントでした。

 

Speaks all~すべてを語ることで健全なコミュニケーションを

マライさん

WOW! なんてすごいイベントなんだ...!このイベントの最後~閉会式に参加した時の私の反応です。

特に、多国籍なチームで活躍しているパネリストによるパネルディスカッションが始まった時には、ポジティブな雰囲気に包まれ、セッションを通してとてもわくわくし、ハッピーな気持ちになりました。アクセンチュアのコアバリューである「個人を尊重する」という価値観をどのように維持しているのか、異文化環境での経験を共有してくれたパネリストの方々が素晴らしかったのです。

オペレーション本部とテクノロジー本部のメンバーがパネリストとして参加した第1部では、「信頼関係の構築」がテーマとなりました。多くの質の高い議論が行われましたが、私が注目したのは、「オフショア比率が加速する中で直面する課題と、パネリストがクロスカルチャーの観点からそれをどう推進しようとしているか」に対する解決アプローチで、とても楽しいディスカッションでした。パネリスト全員の見解が一致したのは、チーム間のコラボレーションを成功させるために、信頼関係の構築と個人の視点を理解することに重点を置き、オフショア比率を高めることに貢献したということでした。結果としてはっきり見ることができ、しっかり納得できるものでした。

続くストラテジー&コンサルティング本部とソング本部メンバーによるパネル・のディスカッションでは、「成功するコミュニケーションは言語を超える」という衝撃的なメッセージが印象的で、このイベントの「WOW」ファクターのひとつとなりました。また、「カルチャーミックス - デザインカルチャーとITコンサルティングカルチャー」というトピックは、チーム内外のコミュニケーション・ギャップがありつつも、「すべてを語る(Speaks all)」 でもたらされる健全な話し合いが、多様な文化でのコレボレーションをより質の高いものに導くことができるというメッセージに帰結しました。

今回のイベントが終わったばかりというのに、もう次のイベントが待ちきれない気持ちです。

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パネルディスカッションの最後には、いろいろなシチュエーションでの注目すべき取り組みが紹介された。

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クロスカルチュラル・デー・イベントのレポート、いかがでしたか?

視点はいろいろ、感じたこともいろいろ、でも、実はイベントを通してレポーターの3人の感動が、きれいなハーモニーのように一致し共鳴しているのが印象的です。

アクセンチュアでは、多様な文化を背景に素敵なメンバーたちが取り組むクロスカルチャー・ダイバーシティの活動をこれからも発信していきます。

 

アクセンチュアのクロスカルチャー・ダイバーシティの取り組みを紹介した第1回目の記事はこちら

 

マライ・アグラハリ

テクノロジー コンサルティング本部 マネジャー


阪井 音々

テクノロジー コンサルティング本部 シニア・アナリスト

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