アクセンチュアが考える次世代人材とは? 急激に変化し続ける社会の中で活躍できる人材定義をついに公開!
September 2, 2020
September 2, 2020
みなさん、こんにちは。アクセンチュアの榊原です。私は様々な業界のお客様へ専門スキルとデジタル、テクノロジーなどを活用して変革コンサルティングを提供するStrategy & Consultingで、人材・組織領域をコンサルティングするT&Oに所属しています。
2020年5月からは、アクセンチュアの社会貢献活動の一環として、NPOにコンサルティングサービスを無償提供する、プロボノプロジェクトに参画しています。
その中でも、以前こちらの記事で取り上げられました「一般社団法人 次世代教育・産官学民連携機構」(以下、CIE)の運営を担当しています。
テクノロジーの進化やグローバル化の進展が進む中、新型コロナウイルスを機に社会のデジタル化が一層加速し、テレワーク、在宅医療や遠隔教育等、社会のあらゆる組織で急速な変化が起きています。
こうした変化の激しい時代を生きる子どもたちが、社会の中で活躍できる資質、能力を育成するため、「2020年教育改革」の発表として、新学習指導要領が導入されるなど、学校教育はまさに変革の時を迎えています。
一方で、教育現場は、既に授業の運営や部活動等の様々な取組によって負荷が高い状態であり、次世代教育に取り組むのが難しい状況であると認識しています。
こうした中、アクセンチュアでは、CIEと共に「次世代人材ルーブリック」を開発しました。
「次世代人材ルーブリック」とは、次世代で活躍できる人材に必要なスキルを定義したものであり、経済協力開発機構(OECD)が2012年から2014年にかけて実施したグローバル人材教育プログラム「OECD東北スクール」で育まれた評価指標や、アクセンチュアが企業や専門家に対して行った未来の労働者にとって必要不可欠なスキルをグローバルで調査した”New Skills Now”を元に定義されています。
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「次世代人材ルーブリック」は、次世代で活躍できる人材に必要な要素を姿勢11項目、スキル9項目の合計20項目の指標に分解しています。また、項目ごとに5段階レベルの絶対評価で定義しているため、今の社会で必要な資質や能力が、生徒に今どれくらい備わっており、何が不足しているのかを数値として計測・分析することが可能です。
また分析結果を元に今後伸ばしたい資質や能力を重点的に強化するための授業の計画や外部団体のプログラムの導入時の検討材料にも活用いただけます。
アクセンチュアは「次世代人材ルーブリック」の普及および活用を通して教育現場での更なる支援を目指しています。
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2020年9月、アクセンチュアとCIEは、共同で手掛けた「次世代人材ルーブリック」の評価指標の全要素・全レベルの項目内容をCIEホームページ上にオープンソースとして公開することを決定しました。
オープンソース化に伴い、「次世代人材ルーブリック」の活用が促進され、教育機関や企業やNPOで教育支援に携わる関係者を支援していくことを目指しています。
アクセンチュアは、今後もCIEとともに「次世代人材ルーブリック」のアップデートを継続支援する一方、分析結果の公開や共有などを通じて教育業界における普及を推進し、グローバル化やデジタル化が進む社会において活躍する共創型次世代人材の育成を目指します。
本件に関するお問い合わせ先
CCJapan_EDU@accenture.com