こんにちは、ビジネス コンサルティング本部の干畑です。人材・組織領域をコンサルティングするTalent & Organization(以下、T&O) チームに所属しています。 

元々「人」に興味があったこと、また「一人ひとりが能力や個性を存分に発揮し、活き活きと楽しく働ける組織作りの実現に携わりたい」という想いがあり、人材・組織に関わる様々なプロジェクトに従事してきました。 

「人に関わる」ことにこだわってきた中で、アクセンチュアの社会貢献活動のプロボノプロジェクトとして「国連UNHCR協会の人事制度の改定を支援するプロジェクト」があると知りました。正直、社会貢献やボランティア活動に強い関心があったわけではなかったのですが、そんな私でも知っている国連機関の支援ができることに興味を惹かれました。調べていくと、アクセンチュアでは社員が自らのビジネススキルを積極的に提供する社会貢献活動(以下、コーポレート・シチズンシップ: CC)があるとわかり、2021年からプロボノとして、国連UNHCR協会の支援プロジェクトに参画しました。始める前は、本当に自分のスキルがUNHCRのような非営利団体でも通用するのか、といった不安が先に立ち、一歩が踏み出せませんでした。しかし、上司に背中を押してもらったことで動き出すことができました。その結果、これまで仕事で培ってきたスキルや経験を生かせたこと、そしてストレートに人の役に立てたことに、今はとても満足しています。

 

新たなつながりが、次のきっかけをくれる

人事制度改定プロジェクトは、“働きに応じた”処遇を職員が実感し、職員のプロフェッショナリズムを醸成する組織作りを目指したもので、等級制度・評価制度・報酬制度の見直しをご支援しました。私が直接携わった支援は、人事制度改定プロジェクトですが、携わっているうちに、2019年11月に行われたマーケティング支援を皮切りに、アクセンチュアと国連UNHCR協会とのコラボレーションが数多くあることを知り、それを通して、社内でもあまり知り合えないような社員同士の新しいつながりを作ることが出来ました。特に印象に残ったのは、多様なメンバーがそれぞれの思いで支援に携わっているということ。それは、プロジェクト参画へのきっかけをとっても、とても興味深いものがあります。

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業務の枠を超えて繋がった”支援の襷を繋ぐ”メンバー

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例えば、国際的なVIPであるUNHCR駐日代表をお招きしたオンライン・イベントの運営に携わったT.Kさんは、お子さんに対し「お父ちゃんは社会に貢献しているよ」とわかりやすく伝えたい想いから、支援活動を始められたそうです。また、そういった想いはもちろん、社会問題への高い関心や支援のためのスキルセットを評価していただいたことで、私が現在携わっているプロジェクトにつながってきたと知り、”繋いでいく”ことの大切さを改めて実感しました。

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カレン・ファルカスUNHCR駐日代表をお招きしてアクセンチュア社員を対象に講演会(2020年12月)
国連UNHCR協会の役割、難民・避難民問題のいま、日本の民間セクターの重要性を、リーダーの視点から語っていただいた。

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アクセンチュアのCC活動では、私が参画しているしっかりと時間を取って関わるプロボノの他にも、ランチタイム等を利用したボランティアイベントもたくさん行われています。そんな「社員のボランティア参加の機会を作り出す」プロジェクトに参画しているW.Iさんは、「大変そうな人を見ると手伝いたくなる」という優しい方で、プロジェクト参画へのきっかけも、「後継人がおらず、存続不可能なプロジェクトがあります」という発信されたSOSを受けて、とのこと。そんな彼女がイベントの企画・運営に携わったのが、国連UNHCR協会とのコラボイベント。私も自分が携わるプロジェクト以外でも、こういったイベントに参加することで、世界で増え続ける避難民への支援への必要性や最新の状況について理解が深まりました。

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アフガニスタン女性難民・避難民支援プロジェクト「WOMEN+BEYOND」に関するウェビナーでのコラボレーション(2021年11月)
難民・避難民支援の最前線で活動するUNHCR日本人職員と各界パネリストをオンラインでつないだパネルディスカッションで、アクセンチュアからはCC活動を推進する奈良綾子が登壇した。

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「手触り」を感じられる活動がくれるもの

様々な活動を通じて仲間から耳にするのは、CC活動が「自分が働くこと、働くことの原点を見つめ直すよいきっかけになった」、また「人との距離が近く感じられる」という言葉。例えば、コロナ禍が始まった後の入社のため、CC活動を通した「他社員と交流したい」という思いがきっかけだったT.Yさんは、NPO等外部の団体様をお招きした講演会イベント等の企画・運営に携わりながら、「アクセンチュアという会社が社外からどう見られているのか?何を期待されているのか?」と、改めて広い視点で考えるようになったとのこと。他者への支援を通して自分が受け取れるものが貴重で、意味深いものがあると感じたそうです。

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© UNHCR/Vincent Tremeau

2022年3月から6月にかけて、2021年秋に始動した「WOMEN+BEYOND」をさらに盛り上げるコラボキャンペーンを実施
社内オンラインイベントを始め、チャリティラン&ウォークイベントやクラウドファンディング、社員募金の呼びかけも積極的に行っている。

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そして、やっぱり最もうれしく、やりがいを直に感じられるのは、自分が支援した方々から感謝の言葉をいただいた時です。もちろん、それを目的にしているわけではありませんが、素直に感動できるというのも本当です。こちらで紹介している国連UNHCR協会からのコメントを励みの一つにしながら、今後も積極的にイベントに参加し、自分にできる社会貢献の形を考えながら、アクションを取っていきたいと思います。

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いつも感銘を受けるのは、皆様の広範なスキルセットとともに、難民支援をはじめとする社会問題への関心の高さです。

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貴社とのご縁は、2019年、UNHCR本部所属の職員から、「芸術部」の皆様をご紹介いただいたことがきっかけです。その後、「CC: チェンジメーカーチーム」のお取り組みとして様々な形でお力添えをいただいております。いつも感銘を受けるのは、皆様の広範なスキルセットとともに、難民支援をはじめとする社会問題への関心の高さです。業務でお忙しい日々を送られているはずなのに、当方とのプロジェクトに惜しみなく時間とスキルを割いてくださるお姿に、一流の社会人としての規範を感じます。一昨年からは社員募金という形でも、国連の難民支援に大きなお力をいただいています。今後とも「#難民とともに」を合言葉に、さまざまな場でご一緒できれば幸いです。

国連UNHCR協会
広報担当 島田 祐子

 

 

今すぐ参加できる支援、あります!ぜひチェックしてみてください。

●「WOMEN+BEYOND 私たちから、世界を変えよう。クラウドファンディング」受付中 (5月31日まで)

6月20日は「世界難民の日」。国連UNHCR協会「WILL2LIVE ムーブメント」ウェブサイトはこちら

 

干畑 智絵

ビジネス コンサルティング本部 人材・組織 プラクティス コンサルタント

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