アクセンチュアのモバイル開発チームの紹介と技術へのこだわり
September 9, 2021
September 9, 2021
こんにちは。
アクセンチュアのテクノロジー コンサルティング本部Intelligent Software Engineering Services(IES)でiOS/Androidなどモバイルアプリ開発を専門とする「Mobile App Studio」グループを統括しているTakuyaです。
趣味はSwiftやJavascriptを書くことです。が、日中はプロジェクト・マネジャーとしての顔もあるので、コードを書く時間が減ってきているのが悩みです。今日はアクセンチュアにおけるモバイル関連ビジネスの重要性と、それを支えるテクノロジーについてお話しします。
<<< Start >>>
<<< End >>>
我々のお客様がDX戦略やCXサービスを実現するタッチポイントとしてモバイルテクノロジーは欠かせないものとなっており、外部との激しい競争にも晒されている中で、早くサービスを市場に出して育てることが求められています。また近年は企業が提供するサービスについて、役員クラスからデザインやUI/UX体験の磨き上げについて具体的なイメージで要求が出てくるケースが増えているとも感じます。
私たちMobile App Studioは最新のモバイル技術を駆使して、一般消費者向け/企業従業員向けの新しいサービスを早く・アジャイルに、そして優れた体験として実現するということを目的として日々活動しています。
ちなみにMobile App Studioの特徴というか、これは私の個人的な考えなのですが、モバイルアプリ開発はWeb開発とかバックエンド開発などと較べて、開発者個々人のセンスやこだわりみたいなところが直接アプリの使い心地に出てしまいがちで、それは機能とか設計書に落とせない部分であり、少数精鋭的なチームにした方が良いものができるという考えがあります。スプリント開発をアジャイルに繰り返して徐々に良くしていくというアプローチもありえますが、Sprint1からデザイナーや企画が求めるレベルの完成度であればみんなハッピーなわけで、アートとサイエンスと絶妙なバランス感覚を持ったエンジニアで構成することが理想と思っています。
アクセンチュアにおける「プロジェクト」は、お客様企業に長期的に寄り添い課題解決をお手伝いするコンサルタントチームが主導しますが、我々エンジニアはそのチームに技術専門家や開発要員として参画するパターンが多いです。ただしモバイル開発はiOS/Androidのレギュレーションや、職人技が求められるUI実装など、高い専門性が求められる領域でもあります。そのためMobile App Studioのメンバーはプロジェクト横断でノウハウを共有しながら、アジャイルなスタイルでアプリ制作ができるようにしており、複数のプロジェクトを兼務しているメンバーも多くいます。
また私を含め多くのエンジニアはコロナ禍において在宅勤務にシフトしていますが、SlackやBacklogやJira、Gitlabなどで違和感なくコラボレーションできていますね。
先ほど「モバイル開発は高い専門性が求められる」と書きましたが、ドックイヤーどころではなく数ヶ月で技術トレンドが変わる点も楽しむべき?ポイントです。2021年の初めに我々が取り組んでいる技術をこちらの図としてまとめたのですが、今見ると(2021年9月現在)既にいくつか付け加えたい技術や消したい技術があります。
<<< Start >>>
<<< End >>>
上段にあるフロント部分は社内OSSとして日々育てているベースアーキテクチャがあり、開発プロジェクトはそれをForkすることで初日からスムーズにアプリ開発を立ち上げられるようになっています。またモバイルバックエンドとしてのサーバレスがうまくハマるプロジェクトも増えてきましたし、Edge AIも普通になりつつあると思います。
実はMobile App Studioの中でも技術の目利きができるトップエンジニア同士で定期的に集まって技術トレンドの一歩先を話しています。2年前にFlutterに取り組んだのは間違っていませんでしたし、5年前に取り組んだAngularからの技術移行に少し苦労したので、その反省を生かして次も見据えています。あと毎年この時期にはiOS/Androidのβ版をワクワクどきどきしながら試してレポート発信もしています。(iOS15もAndroid 12もエンジニア視点では中々のじゃじゃ馬でした)
私はこの一年で官公庁がリリースしているモバイルアプリ、小売店舗で使えるモバイルアプリ、工場で作業員が使うiPadアプリ、自販機アプリ、QRコード決済アプリ、自動車オーナー向けの車載アプリなど、色々な業界の方々とコラボレーションしてきました。こういった追体験ができることも弊社の魅力かなと思っています。
ちょっと固めの内容になってしまいましたが、コンサルティング会社の中でモバイル技術を専門にしている人たちがいるのだと、まずは知ってもらいたく。モバイルエンジニアとしてキャリアを伸ばしていきたいが、同時にビジネス的視点も身につけていきたい、と思っている方の参考になれば幸いです。
もし次回があればゆるく技術のことや無駄を省いて楽しく開発するコツなど、普段感じていることをカジュアルにお話しできたらと思います。
関連サイト:
Intelligent Software Engineering Services (IES) Careers
採用イベント・セミナー案内
Info アクセンチュアには社員紹介制度もあります。応募の際は社員までお声がけください。
スキルや興味に合った職種を探してみましょう。アクセンチュアでは、情熱、知的好奇心や創造力に富み、チームメンバーとともに課題を解決できる方を求めています。
キャリアのヒント集、社員が執筆した記事、業界リーダーの知見など、アクセンチュアのウェブサイトに掲載されている情報を活用しましょう。
タレント・コミュニティにご登録いただくと、最新の募集職種、ニュースや社員からのアドバイスなど、あなたの好みに合わせた最新情報をお届けします。やりがいのある機会があなたを待っています。