Mulesoftを活用してシステム全体を最適化、調整・管理スキルも磨く(アプリケーションアウトソーシングコンサルタント)
December 24, 2021
December 24, 2021
こんにちは。
テクノロジー コンサルティング本部 ITトランスフォーメーション&オプティマイゼーション(ITXO)所属のKeitaです。
大手保険会社様の共通アプリチームにて、MuleSoftを使用した共通APIの設計・構築に携わっています。まずは、ITXOの主な業務内容について、ご説明させて頂きます。
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ITXOはお客様に最も近い立場で仕事を行い、お客様が目標とするKPI(※1)/KGI(※2)の達成に向けて、ビジネスパートナーとして共闘し課題を解決していく組織です。
このプロジェクトでは大きく提案・構築・改善と役割が分かれており、お客様から提示頂いたRFP(※3)に対して新規の提案を行うコンサル部隊、SIとしてゼロベースでシステムを構築するソリューション部隊、そしてシステムのローンチ後にお客様のビジネスに合わせていく改善部隊で構成されています。
ITXOは、この3つの役割の中で主に改善を行う部隊となります。私が担当している保険会社様では、新商品の開発や制度対応に加えて、日々変化するビジネスニーズに合わせて常に新規機能の拡張、既存機能の改善活動が行われています。プロジェクトの規模は数人月のものから、100人月を超える大規模なものまであり、それらのプロジェクトをITXOが中心となり推進していきます。アクセンチュアの主なスコープとしては一般的なSIerと同じく要件定義、設計、開発、テスト、移行であり、その中でのお客様とオンサイト、オフショアの役割は基本的に以下の通りです。
※1. Key Performance Indicators(重要業績評価指標)の略
※2. Key Goal Indicator(重要目標達成指標)の略
※3. Request for Proposal(提案依頼書)の略
(画像をクリックすると拡大します)
オンサイトは主に上流工程を担当しますが、SI寄りの案件の場合には開発方針やアーキ検討も担当するケースは多くあります。またオフショアの成果物レビューも必要となるため、開発経験が豊富にあるとアドバンテージになります。高い技術力が必要となる場合は、ソリューション部隊から有識者をアサインし対応することもあり、そういった方々と一緒に仕事をすることで自身の引き出しが増え、次の対応に活かせるため、日々の成長を実感できています。
冒頭でご紹介させて頂いた通り、私は現在、MuleSoftを使用した共通APIを提供する共通アプリチームに所属しており、チームリーダーをしています。MuleSoftは3層構造をベースにフロントとバックエンドをつなぐ統合プラットフォームを提供しており、3層に分けて設計・開発する事で、フロントの追加やバックエンドの変更、要件変更等を低コストかつ短期間で提供する事を目的としています。
保険会社様では、クラウド、オンプレ、ホスト等様々なシステムが組織縦割りで動いており、各システム個別にバッチ処理でホストにあるデータを抽出した後、オンライン機能からアクセス可能なDBに登録して個別管理するケースが多く存在していますが、共通アプリチームでは、MuleSoftを使用して各システムとホストデータを繋ぐ共通APIを構築する事で、これら個別対応を廃止し、データ取得処理の統合、開発期間の短縮、データのリアルタイム性向上等が期待されています。
2020年にMuleSoft基盤を初期構築し、2021年から共通APIの開発を進めてきました。MuleSoftはSalesforceとの親和性が高く、SalesforceとつなぐAPIが多いですが、その他にも、ホストやAPサーバ、DBサーバ等とつなぎ、データを取得・編集して、フロント側へ返すAPIの開発も行っています。このように、様々なプラットフォームと接続を行うため得られる知識は幅広いですし、自チームだけではなく、他チームの社員さんやベンダー、基盤チームなど、多くの方と調整を行う事で、管理スキル、コミュニケーションスキルも上がっていきます。その反面、苦労する事も多いですが、これまでシステム個別に実装され乱立していた処理をMuleSoftにより共通化した結果、お客様のシステム全体が最適化されていく姿を目の当たりにすると、非常にやり甲斐を感じます。
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ここまでの話をお聞きになって、私の技術的な背景として、Webアプリケーションの開発を中心にやってきたのだろうとお感じになった方も多いと思いますので、ここで、私の過去の経歴をご紹介させて頂きます。
前職は、SIerで、地図システムのパッケージ製品をお客様のご要件に合わせてカスタマイズし、ご提供しておりました。C++やVB.NET等の言語でのClient アプリケーション開発がメインであり、Webアプリケーションの開発はほとんど行った経験がなかったのです。アクセンチュアに転職後も、担当してきたチームではClientアプリケーションの開発がメインで、Webアプリケーション開発に携わる機会はそれほど多くはありませんでした。そのため、MuleSoftチームの担当になった当初は、メンバーとの打合せの中で分からない単語が飛び交い、まるで英語が話せない状態で海外留学したような気分で、分からない単語を調べては自分の単語帳に書き留めるという毎日でした。そのため最初慣れるまでは本当に大変でしたが、今ではお客様とも普通に会話が出来るようになりましたし、それでも困った場合は、ソリューション部隊のメンバーやオフショアメンバーにサポートをもらえるため、今は、これまでの開発経験を活かし、開発プロセスの整備や品質向上の施策等、チーム強化に専念させて頂いています。
ITXOでは、以上のように、メンバーそれぞれが、技術力や調整力、管理力等、自分の特技を活かすことの出来る環境となっています。自分の特長を生かしてキャリアプランを描けるため、どれか1つでも自信のある方、あるいは、自分の力をどの方向で伸ばしていきたいか悩んでいる方は、ぜひITXOで次のキャリアを進んで頂ければと思います。
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