こんにちは。

テクノロジー コンサルティング本部 ITトランスフォーメーション&オプティマイゼーション 日本統括・マネジング・ディレクターの田中です。

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"キャリアアップ"

社会人の多くの人たちが一度ならずとも考えたことがあるのではないでしょうか?

キャリアとは、辞書引くと「経歴・職歴」とあります。
"キャリアアップ"とは、"経歴・職歴をアゲる⤴"と言えるのかも知れません。
ニューヨーク州立大学教授 キャシー・デビッドソン氏によると、2011年度にアメリカの小学校に入学した子供たちの65%は親世代に存在しなかった職業に就くとのことです。
子が生まれて職業に就くまで多くは凡そ20年前後、私の実感としては20年という年月は意外と早い。

たった20年で65%が新しい職業だとすると、キャリアアップをどう考えればいいのか?

私がアクセンチュアに転職してから四半世紀の年月が過ぎました。
その間一貫してITアウトソーシングに携わってきたのですが、目まぐるしい変化を楽しんできました。
ITアウトソーシングと聞くと世間一般的にはシステムの"保守・運用"を指すことが多いですが、アクセンチュアのITアウトソーシングは常に“変革請負人”です。

いま、私たちの仕事は「ITトランスフォーメーション型アウトソーシング(IT Transformational Outsourcing.以下、ITTと略します)」が大半を占めています。
ITTを端的に表すと、①アウトソーシングとして従来ITを徹底的に効率化してコスト効率・柔軟性・俊敏性を上げていくこと②コンサルとして社員を従来ITの仕事から開放して企画・戦略やDX人材に育成していくこと、の両面でクライアントIT機能を強化していくことです。

"Transformation"とは辞書によると「変形・変容・変質」とのこと。
各ITT案件の開始当初は、目の前にあるシステム環境や技術などは先進的でも先鋭的でもなく長い歴史の上に築き上げられた、所謂古いものであったりもします。

それもそのはず、クライアントは「変形・変容・変質」のために、アクセンチュアに期待し、手を取り合い、共に歩もうとしているのです。
私たちのクライアントは長い社史の中でとても大きな変化に立ち向かおうとしています。

変化するにはまず現実を直視することがとても大事です。

その現実直視から変形・変容・変質の介助者・伴走者、水先案内人として、時には運命共同体としてアクセンチュアがあるのです。

変わりたいけど変われなかったクライアントにとって、変わることは大きな恐怖です。
時に今流行の技術や手法とは大きく乖離した現実に閉口する人もいるでしょう…そんな古臭いもの何の役にも立たないと。
そして、そんなクライアントの方々が何をやってきたか?何ができるか?といった個々の能力や経験に目が行きがちです。

我々がITTを誘う上で大事なことは、過去を知り、現実を見て、未来を計画していくこと、そしてそれを実践していくことです。
個々の人やシステムがやっていること・やってきたことの一面だけ見て利己的にキャリアアップにならないと思ったら、変革請負人や伝道師にはなれません。
それ即ち、IT技術のみならずクライアントのビジョン、過去から現在までに至る歴史などさまざまなことを敬意を払って全方位で捉えることです。

言い換えると、静的な能力や状態を捉えるのではなく、過去から現在、未来に向かっての境遇を捉え動的に未来を描き実現する能力が大切であるとも言えます。

短期的な視野だけでは見えないものがあるということ。
経験の長さが視野の広さ・視座の高さをもたらすでしょう。
ただ、そういった環境に身を置き共に考え・行動することでより早く深く得られるとも思います。

自身のキャリアが輝くのは世の中から求められてこそのものだと思います。
つまりキャリアが"アップ"したと評価するのは自分でなく世の中であるとも言えるかもしれません。

未来に向けて求められる大事なことは、古きものを理解し新しきものに挑んでいく理解力・推進力・実現力だと思います。

一度深呼吸して顔を上げて周りを見渡してみると、世の中が求めていることがより広く見えないでしょうか。
活躍するフィールドが何か、そこにかかわる人たちがどんな境遇でここにいるのか、そして未来をどう捉えているのか。

自身の"キャリアアップ"という言葉は時として「他者との比較における相対的な自分の位置づけ」であることに固執していないか(流行のキーワードが出てくる職種についている、急成長企業に在籍している、などに満足していないか)。

この先10年20年先、今の世の中にまだない仕事や役割がたくさん出てくるのだと思います。
そうなると、それまでの"他者との相対比較"が意味をなさなくなります
そのときに自分を見失わないように、相対比較ではない真の自分であり続けたいと思っています。

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