社員全員がAIを楽しみながら体感学習できる“場”を提供~AIの真の民主化を目指して~
June 17, 2021
June 17, 2021
皆さんこんにちは。
ビジネス コンサルティング本部 AIグループに所属する、AIアーキテクトのMittsです。このブログでは私が社内で運営しているAI同好会『AI Interest Group』の活動について紹介します。
『AI Interest Group』とは、AIに興味・関心ある人たちが組織の垣根を越えて集い、AIに関する調査・研究・開発を進める社内のクラブ活動です。
参加メンバのAIに対する知識レベルも様々で、各自のスキルと興味エリアに合わせてチームを編成しています。
<初学者向けチーム>
市井のAI調査・評価(AI Tech Curation)チーム、統計検定学習チーム、可視化(Tableau)学習チーム、等
<中上級者向けチーム>
為替取引AIチーム、競馬予想AIチーム、ドローンAIチーム、等
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発足は2017年9月。当時、囲碁の世界でAI(アルファ碁)がプロのトップ棋士(李世乭(2016/3)、柯潔(2017/5))を連続して撃破するという衝撃的なニュースが世間を驚かせた年でした。技術的には、一部のマニアしか作ることが出来なかったAIを、AWSやGoogleがクラウドからサービス提供を日本で本格化した年でもあります。また、音声の指示により様々なリアクションをしてくれる「スマートスピーカー」が日本で本格的に普及した、まさにAIの大衆化が始まった年でもありました。
このようなテクノロジーの潮流に乗る形で、私の今の上司であるKatsuさんの大号令の下、AI Interest Groupが立ち上がりました。ちなみに、私はこの取組を一緒にやりたい!と手を挙げた第一号だったそうで、この取り組みをきっかけとして、後にAI導入を専門とするAIグループへの異動につながることとなりました。世の中、何がご縁になるかわかりませんね(笑)
会の運営については、上は入社20年の社員から下は入社1年目の社員まで、バラエティに富んだメンバで色々ディスカッションし決めてきました。なにせ、みんな初めての試み。これまでのプロジェクト経験が滲み出るコメントもあれば、新人ならではのフレッシュなコメントなど、バラエティに富んだ意見交換を経て、落としどころを決めていく感じでした。このように年次に関係なく、フラットに意見を出し合える関係を築けることもアクセンチュアの醍醐味かもしれません。
いまでは、会の運営の大方針として以下3つを掲げています。
・組織の垣根を越えた活動にしていくこと
・AIを自発的に学べる場としていくこと
・(仕事ではないので)興味ある分野を楽しみながら学ぶ場であること
私は2017年から初学者向けの『市井のAI調査・評価(AI Tech Curation)』チームを率いてきました。このチームの目的は「日本市場におけるAI製品/ソリューションの調査と評価」を机上及び実機検証にて行うことで、AIを提案する際、ソリューションに迷わないようにすることです。
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AIソリューションを「画像処理」「音声処理」「言語処理」「スマートスピーカー」の4つの班に分け、各AIソリューションの日本での動向、想定シチュエーション下で精度の優劣、機能の充足度、コストパフォーマンスの良し悪し、導入事例の多寡などを調査・評価していきます。
評価結果は1冊の冊子にまとめ、毎年パッケージにしています。
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各年度のAI評価の結果を比較してみると、昨年はいま一つだったAIの精度が今年はかなり向上している等、経年でのAIの成長度合いが見えることがあります。長年やっているとこのような各社のAIに対するスタンスも見え隠れし、興味深いですね。
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スマートスピーカー班の発表例。*具体的な数値はマスキングしています。
これまで参加してくれた社員からは以下のようなコメントをもらっており、当初の目的であるAI学習の場としての役目は一定果たせているのかなと思っています。
・AIに興味あるが、どこから手を付けてよいかわからなかったので良いきっかけになった
・AIの知識を深めていくなかで、AIの知見のある有識者の教えを請いながら進めていけたのがたいへん参考になった
・一緒にAIについて学んでいけるメンバが見つかり、自身のAIの知見が加速度的に深まった
・この会をきっかけに本格的にAIを仕事にしようと考えるようになり、結果AIグループに所属転換できた
アクセンチュアという会社は、人財こそが重要アセットそのものであり、その育成に多額の費用を投資してくれる会社です。私はこのアクセンチュアという会社を、『市場価値の高い人材を育成するプラットフォーム』と捉えています。これからも、会社の制度を上手く使い、技術面だけではなくビジネス面においても市場価値の高いAI人財が一人でも多く輩出できれば、と思っています。
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