こんにちは。ビジネス コンサルティング本部AIグループ、マネジャーのYasukoです。

私はアクセンチュアに新卒で入社し、もともとソリューション・エンジニアとして働いていましたが、直近2年ほど人工知能関連のプロジェクトに関わっていたこともあり、今年6月にAIグループに異動しました。現在はビジネス コンサルティング本部にて、AI(人工知能)コンサルタントとして働いています。

前の部署では、主に人工知能の技術を用いたシステムの実装・運用支援を担当していました。現在所属しているAIグループでは、お客様のビジネス課題に対して、どのように人工知能やその周辺技術を用いることができるかの検討から、システム構築・運用まで、エンジニアのキャリアを活かしながら幅広くご支援しています。今回はアクセンチュアでAIコンサルタントがどのような働き方をしているかについて書いてみたいと思います。

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<AI活用プロジェクト>

私は現在、エネルギー業界のお客様のAI活用プロジェクトに携わっています。
本プロジェクトはお客様の業務を効率化することが目的で、AIコンサルタントだけでなく、業界に特化したコンサルタントややBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)に詳しいコンサルタント、ソリューション・エンジニア等、アクセンチュアの様々な部門のメンバーが集まり構成されています。その中で私たち、AIコンサルタントのメンバーは、業務にAI技術をどのように活用できるのかという検討から、実際のシステム構築、運用フェーズでのAI精度向上の仕組みづくりなどを担当しています。
このようなプロジェクトで私たちが担当する業務を大まかに説明すると以下のようになります。

1.AI技術でのサポート領域の見極め
プロジェクトを開始する際、まずはお客様の業務をタスク段階まで分解します。次に、課題の特定、AI技術によるサポート効果が大きい部分を洗いだします。この作業では、お客様や、プロジェクトのコンサルタントと何度もディスカッションをしながら、AI技術を活用していける事象について、徹底的に調査し、検討します。AIも万能ではないため、使い方を誤ると、目標を達成できなかったり、使い方次第では今後の活用を狭めてしまったりする可能性もあるため、最初の見極めが非常に重要なステップです。

 2.利用技術の検討
1で洗い出された対象範囲に対して、どのような技術を利用してシステムを実現するかを検討します。様々なサービスやAIエンジン、APIが利用な状況の中、お客様の要件やシステム構成を考え、最適な組み合わせを選ぶこのステップは、課題解決効果にも大きく影響します。

3.システムの構築
お客様社内の既存システムとどのように連携するかも含めて、新しいシステムを設計・構築します。スピード感をもって、高い品質でシステムを構築するため、アクセンチュア社内でのアセットづくりも行っています。

 4.AI育成・活用領域の拡張
AIを組み込んだシステムは、使い続けることで、より利用しやすくすることができます。ただし、それには、精度向上のためのAIログ蓄積と精度向上のための仕組みが必要になります。ログ蓄積の仕組みや精度向上手順を設計・構築し、手順に従って対応を続けます。また、蓄積されたログを利用することで、AIの活用範囲も広がりますので、一つのプロジェクトが完了したら終わりではなく、その後もお客様とのディスカッションを重ねながら、どうすれば更にお客様の業務を効率化できるか、他の領域でも活用できないか等、検討します。

<私の役割や働き方>

私は本プロジェクトにマネジャーとして参画していますので、上記プロジェクトではチームメンバーの進捗管理、システムの品質管理なども担当しています。COVID-19の影響により、本プロジェクトはほぼリモートで進めています。
参考までに、最近の私の一週間をご紹介します。

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<おわりに>

人工知能など、速いスピードで成長している技術を組み込んだ業務構築に携わることは、とても刺激的で楽しい一方で、アクセンチュアに依頼をいただく案件には、難易度が高いものも多く、正攻法やその派生案の検討では解決のきっかけすら見つけられない課題にぶつかることもあります。

ただ、このような課題が発生したときこそ、アクセンチュアの業務範囲やタレントの多様性の力を実感します。

技術の限界をサービスデザインで超えることができたり、「最新の技術を使ってみたいけれど、社内のシステムとうまくつなげられない」という課題に、トラディショナルなシステムの導入実績・事例が活用できたりと、視点を変えた、第三の解決方法を提示し、実現できたときは、非常に達成感を感じます。

 AI活用プロジェクトといっても、AIグループのメンバーだけで進めるわけではありません。お客様の業務に詳しいコンサルタントや、基幹システム導入経験豊富なシステムコンサルタント、UXデザイナーなど、バックグラウンドが異なるメンバー同士がお互いに協力できる環境があることはもちろん、業務範囲やタレントの多様性によって、異質なもの同士をつなぐ能力や、組み合わせることで価値をより大きくして提供する視点がアクセンチュアの社員一人一人に醸成されているからこそ、このような経験ができると思っています。

今後も、アクセンチュア社内外の様々な知見をつなげていくことで、お客様の課題を一つでも多く、解決していきたいと思っています。私のブログを読んでご興味を持ってくださった方は、是非AIグループ
にチャレンジしてみてください。

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