アクセンチュアでママとして働くこと
August 6, 2020
August 6, 2020
こんにちは。約1年半前に経験者採用で入社し、現在AIグループにて、データドリブン・コンサルティング(以下、DDC)を担当しているHisaeです。
前職では、製薬企業向けの市場調査・医療データ分析サービスを提供する業務に従事しておりました。
現在はコンサルタントとして、Post Covidの中長期的な消費者のライフスタイル・購買行動・ニーズの変化にリアルタイムで対応すべく、消費財メーカーの、顧客購買データを起点とした、既存マーケティング戦略強化および、新規事業開発支援の案件等に関わっております。
プライベートでは、9か月の息子の子育てに日々奮闘中です。今年の5月、緊急事態宣言下に復職し、登園自粛期間延長により、6月末まで自宅保育しながら在宅勤務をしていました。
これまでの経験を踏まえ、とくに、子育てをしながら仕事をしている方や、将来、育児と仕事を両立したいと考えている女性に向けて、新たな気づきを提供できればと思います
子育てと仕事との両立で、何が大変ですか、と聞かれましたら、私の場合「自己肯定感が低くなること」とお答えすると思います。
私が復職後に配属されたDDCチームは、お客様の既存事業の成長、新規商品・サービス開発といった課題に応じて、データ分析から導かれる顧客インサイトを戦略的に組み込み、成果を出し続ける組織への変革を支援しています。お客様の業界も、小売、消費財、通信、医療、エンターテインメント等と多種多様です。前職では製薬業界のお客様と中心に働いており、他業種も経験してみたいと思って転職をした私にとって、様々な業界の経験を積みながら、アナリティクスの専門性を高められる、求めていた機会に非常に恵まれた環境だと実感しています。
技術・業界経験もさることながら、学習意欲も高く、チームワークにも優れた仲間に恵まれたことは、ありがたいと思う一方で、私には、同僚がもつ統計解析・モデル開発の技術も、データ可視化のセンスも足りず、チームへの貢献度が少ないのではないか、と落ち込むことがありました。
アナリティクス・コンサルタントとして期待されている役割である、お客様の本質的課題の見極め、分析結果から示唆出し、施策立案・実装支援に関しても、実績が追い付かない中、復職日から経験月数だけはどんどん過ぎていく…。焦りに加え、息子が泣いたときに、すぐに構ってあげられないもどかしさ、時にイライラしてしまう、母親としての未熟さを痛感しました。あるとき、息子が発熱・発疹で一週間、自宅で看病しながら勤務することになっても、当初周りに助けを求めることができずに抱え込んでいました。「育児を仕事ができない言い訳にしたくない!」「母親だからと気を遣われて仕事量を減らされたくない!」と強がっていたのだと思います。強がりとは裏腹に、仕事も育児も中途半端と感じるようになり、睡眠不足も加わって、このチームでやっていけるのか…と悲観的な考えに囚われていきました。
どこか吹っ切れたのは、結局、復職してすぐに新しく配属された部署で実績を作ろうなどと意気込んでも、作れないと諦めがついたこと。そして、キャリアカウンセラーから、自分自身が働きやすい環境を作れるように周りに働きかけることも、次のステップへ進むための重要な課題の一つ、と指摘を受けたことでした。
基本的なこと、自分を肯定するーダメ出しを受けようが、想定外に困難な状況に直面したとしても、改善できる方法を編み出せるはずだと、自分の力を信じるー、ということすらできなくては、いくら技術を磨いたとしても、成果に結びつけるまで継続することは難しいのだと気づきました。我々の仕事は、単発の課題に対して、分析を実施し、その結果を納品して終わりではありません。データ分析はあくまで業務変革の武器の一つであり、データ分析を起点として、お客様の組織全体が、顧客起点のマーケティング・営業戦略を組織横断的に実装し、揺るぎない競争優位性を築きあげること、その改革を促し成果を出せるまで見届ける、真のパートナーになることが求められているのです。中長期的な視点で、あるべき姿へお客様を導く役割を担う者が、自分自身を奮い立だせる情熱を持たなくして、どうしてお客様の変革支援に携われるでしょうか。
周りと自分を比べて、仕事面でも、育児面でも、未熟な自分を責め、苦しむのはやめて、達成できたささいなことにでも、目を向けて、褒めてあげること。自分の強みを尖らせて、やり切ることが、結果的には、チーム全体への貢献、ひいては、お客様への価値提供につながるのではないかと、信じてやってみることにしました。
では、私の強みとは?
子供が成長したときに、手にするであろう商品・サービスが、今よりも良くなっているよう、企業の変革に携わりたいという情熱。働く女性が、声なき声をあげて、より働きやすくなるような社会を一緒につくりたい、そんな情熱なのかもしれません。
アクセンチュアには、ベビーシッター補助制度、在宅勤務制度、育児休憩時間など、働くママを応援する制度がたくさんあり、その制度を活用しながら、活躍されている女性管理職も数多くいます。
(写真)以前実施したDDCチームのママ会。仕事や育児の悩みを共有しながら、日々頑張っています!
アクセンチュアは、ソフト・ハードの両面でキャリアアップ支援を受けられる、稀有な会社です。ご興味を持ってくださった皆さん、是非AIグループで一緒に働きましょう!
スキルや興味に合った職種を探してみましょう。アクセンチュアでは、情熱、知的好奇心や創造力に富み、チームメンバーとともに課題を解決できる方を求めています。
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