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アクセンチュア・クラウド・ダイアリーズをご覧頂きありがとうございます。
アクセンチュア クラウド推進事業本部でCloud Advisoryを担当しています、佐藤博之と申します。
私自身、アクセンチュア・クラウド・ダイアリーズの初投稿となります。身近な最新技術をわかりやすく伝えていこうと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。
さて、今回はChatBotの普及背景と将来予測について考えてみたいと思います。
日本でのChatBot事例としては、個人向け日用品通販サイト「LOHACO」のカスタマーサポートサイトで「マナミさん」というChatBotが登場し、LINEやチャットウィンドウを使って困っている内容を質問することができます。またマイクロソフト社では、女子高生AIの「りんな」とLINEを使って会話ができるユニークなChatBotを提供しています。
LINE、Facebook Messenger、iPhone Siri等に代表されるメッセンジャーや音声アプリを用いて、メッセンジャーやチャットの利用が一般的になってきました。Facebook MessengerやLINE等を用いたメッセージの送受信は80億/日以上行われていると言われています。
2. 特徴量をも自ら発見し学習する、進化したAI技術を容易に活用できる土壌が育ち、且つそのAI(AIライブラリ)がクラウド経由等で手軽に利用できるようになったこと
分散コンピューティング、クラウド(IaaS・PaaS・SaaS)の普及に伴い、大容量のデータを高速に処理・分析する基盤の入手が容易になったことで、ビックデータ解析が一般的なものとなりました。またIBM WatosonやTensorFlow等のAIを手軽に利用できるようになり、ビックデータ解析による傾向分析とAIによる未来予測を行える土壌が育っています。
画像1:ChatBotが普及するまでの歴史
今後AIがさらに進化し、そしてChatBotの精度が上がることで、さらに人間の変わりができる領域が広がります。例えば、コールセンターのオールChatBot化による無人化、ITシステムにおけるトラブルをChatBotを使って復旧させる業務効率化などが考えられます。アクセンチュアが行った調査によると、業務プロセスにAIを組み込み、効率化を図ることによって、2035年の日本のGDPをその3倍以上にまで押し上げ、新たにおよそ2.1兆ドルもの付加価値を生み出す効果があると予測されており、ChatBotが果たす役割は大きなものとなることが期待されます。
最後にアクセンチュアのChatBotに対する取り組みを紹介します。
アクセンチュアではChatBots as a Serviceとして以下のアーキテクチャを用いてクラウドベースのChatBotソリューションを提供し、アクセンチュアならではの価値をお客様へ提供しています。
画像2:ChatBots as a Service アーキテクチャ
アクセンチュアの提供価値
日本ではNTTコミュニケーションズ株式会社が提供する人工知能サービス「COTOHA」の国内展開において、NTTコミュニケーションズ株式会社と協業するなど、ChatBotを使ったソリューション導入の支援を行い、お客様の業務効率化に貢献しています。
https://www.accenture.com/jp-ja/company-news-releases-20170518-1600