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January 16, 2017
ボストン発祥の起業家育成プログラム、Startup Leadership Program(SLP)のメンタリングセッションがデジタル・ハブにて開催されました。
By: 佐藤 広崇

2016年11月26日、デジタル・ハブにてStartup Leadership Program (SLP)のメンタリングセッションが開催されました。SLPとはボストン発祥の起業家育成プログラムで、起業に向け最初の一歩を踏んだ起業アイディアを想起したてのシードステージに入る起業家の支援に特化した非営利団体です。SLPではこの育成プログラムに参画する未来の起業家のことをフェローと呼び、1年毎に約半年間の支援プログラムを実施しています。この日はフェローたちが  外部の支援者(メンター)に向けて、事業アイディアを初めてプレゼンテーションしました。この メンタリングセッションの様子を参加者の緊張感 を交えてお送りします!


デジタル・ハブに集いし20名のフェロー、待ち受けるは23名のメンター陣!


11月26日午前、デジタル・ハブは土曜の朝にも関わらず、活気で満ち溢れました。今日の為に日頃から事業アイディアを幾度もブラッシュアップしてきた参加者(フェロー)たち、既に起業家として独立し数多の困難を乗り越えてきたメンターの方々、そしてそんな彼らを影から支える運営メンバー、総勢56名がデジタル・ハブに集結しました。

SLPでは約半年間に計13回の支援プログラムを実施しており、第6回目となる本日はフェローが初めて外部のメンターに対して事業アイディアをプレゼンするメンタリングセッションです。プログラムの第1回目から今日この日まで、フェローたちは必要最低限のサービス/プロダクトの開発、顧客ニーズの解明、カスタマージャーニーの構築を行ってきました。練りに練った事業アイディアを初めて誰かにプレゼンする、そんな手に汗握るドキドキ感が僕にも十分伝わってきました!

開始時刻が近づき、最初の挨拶に登場したのはSLP理事、馬場 太久麿(ばば たくま)さん。


口火を切ったのはStartup Leadership Program (SLP) 理事、馬場 太久麿(ばば たくま)


「SLPは4年目を迎え、徐々にコミュニティーが拡大してきています。今日はフェロー20名が今まで練ってきた事業テーマをメンターにぶつける日。次につながる有意義な一日になるよう祈っています」

SLPはボストン発祥のNPO起業家育成プログラムで、現在は12か国・27都市に展開するコミュニティーに成長しています。フェローらが起業家としての第一歩を踏み出すにあたり、国内外のメンターや卒業生らが彼らを支えているのです。

起業を志す人にとって、同じ想いを持った人が集うコミュニティーの存在はすごく大きいものだと思います。一緒に頑張る仲間やアドバイスをしてくれるメンターといった、真剣に思いをぶつけられる相手は簡単に見つかるものではないからです。SLPが主催するような「共にアイディアをぶつけられる場」があることで、小さなアイディアが洗練され、現実味のあるビジネスプランになるのだな、と馬場さんのプレゼンから実感することができました。


なぜデジタル・ハブが生まれたのか?イノベーションには集まる場所が必要だ!


次に登場したのはアクセンチュア・デジタルコンサルティング本部マネジャー、貝沼 篤(かいぬま あつし)さん。貝沼さんからはアクセンチュアにおけるオープンイノベーションの取り組み、デジタル・ハブの位置づけ、そして現在、デジタル・ハブがブリッジしてイノベーションを起こした取り組み事例が紹介されました。


次に登場したのはアクセンチュア・デジタルコンサルティング本部マネージャー、貝沼 篤(かいぬま あつし)


「アクセンチュアはもともと大企業向けにコンサルティングサービスを提供しています。多くのクライアントとの関わりからわかってきたことは、今までと異なる角度からイノベーションを起こしたいニーズが拡大していること。さらに最近は尖ったスタートアップが増えてきており、政府自治体とも連携しアクセンチュアはイノベーションを推進したいと考えている」

アクセンチュアはスタートアップ企業との協業による新規事業の戦略策定から、事業計画策定、実証実験、さらには新組織や新会社の立ち上げまで、クライアントのイノベーション創出を各業界に精通したコンサルタントとともに一気通貫で支援しています。

でも、なぜデジタル・ハブという場所がわざわざ必要だったのでしょうか?この問いに対し、貝沼さんはこう続けます。


デジタル・ハブを説明する、貝沼 篤(かいぬま あつし)


「イノベーションを支援していくためには、異なる組織を飛び越え集える明示的な空間が必要だからです。例えば未踏社団とのコラボレーションによる新規事業の創出や、社会や地域の課題解決に資するオープンイノベーションは、ここデジタル・ハブで生まれています」

人と人とが顔を合わせて集える場所があるからこそ、異なるバックグラウンドを持つ仲間たちが、信頼しあい、そして一体となって活動できるのではないでしょうか?僕もデジタル・ハブに足を踏み入れてから多くの方々と出会うことができ、ブログを書くきっかけを得ることができました。


ディスカッションは最小で。すぐにフィールドに出て検証しよう!


続いてはゲストスピーカーによるプレゼンタイム。登場したのは\QUANTUM Inc. Startup Studio事業責任者、井上 裕太(いのうえ ゆうた)さん。秘伝のプロトタイピング事例とノウハウを紹介くださりました。


プロトタイピング事例とノウハウを紹介する、\QUANTUM Inc. Startup Studio事業責任者、井上 裕太(いのうえ ゆうた)


「アイディアを創出したらすぐにユーザーにぶつけて検証しよう。『本当に僕たちが作れるものか?』、『本当にユーザーが使っていて気持ちいいものなのか?』にフォーカスすれば良い仮説にたどり着けるし、ユーザーがアイディアを磨いてくれる」

紹介されたのは、月の満ち欠けと同期して光るライト。まんまるお月様の形に似せた球体が、満月の日にはまぁるく、三日月の日には三日月状に光って部屋を照らしてくれます。「こんなのあったらいいよね」という発想から、どうやって実現するかをラフスケッチでまとめ、秋葉原で買い集めた部品やガムテープとダンボールでプロトタイプを作成。手作り感そのままで荒削りであっても、すぐにユーザーへプレゼンし、フィードバックをもらうストーリーが紹介されました。

アイディアからスケッチへ、スケッチからプロトタイプへと、次へ次へと進むスピードが恐ろしく早い。でも、ペンと、紙と、段ボールさえあれば、プロトタイプを作って試すのは、ひょっとして僕たちでも今すぐできるんじゃないだろうか、とイノベーションが身近に感じられるプレゼンでした!


盛り上がってます!フィードバックセッション!


そしてここからが今日のメインテーマ!事業テーマごとに6名程のチームに分かれ、フェローが自身のアイディアをメンターに伝えてプレゼンする時間です。フェロー達は、知識も経験も彼らの何倍もあるメンターに対し、どのように発表していくのでしょうか!?

実物のイメージがつきやすいようにとプロトタイプを持参したフェロー。目に見えるモノがあると、プレゼンもより分かりやすいですね!


プロトタイプを持参してプレゼンをするStartup Leadership Program (SLP) フェロー


フェローたちは今日までの事業プランのブラッシュアップとプレゼン練習の甲斐があってか、とても洗練された発表を繰り広げていました。それいいね!おもしろいね!という共感や、メンターからの鋭い問いも飛び交いました。

メンターからのフィードバックでは、

社員からのコメント
  • 『こうやったらできる』じゃなくて、まずは『こんなのがあったら嬉しい』という視点じゃないかな?受け手であるユーザーの視点で考えようよ。

  • アプリ開発に走るんじゃなくて、まずはペラ紙一枚でもいいからユーザーにぶつけてフィードバックを聞いてみようぜ!


フィードバックセッションの風景 フィードバックセッションの風景 フィードバックセッションの風景

うーん、、、僕自身も先輩から同様のアドバイスをもらった経験があり複雑な気分です。。。自分ができることだけに注力して本質が見えなくなっていることを指摘された過去を思い出すと、心がチクチクしてきます(汗)

とはいえ、テーブルをまわって耳を傾けていると、フェローのみなさんのプレゼンは「どうやって、それ、思いついたの!?」と驚くくらい新鮮で面白い事業ばかりでした。メンターからのアドバイスや突っ込み、同胞のフェローからの参道のコメントや具体的な質問、これってすごく良い刺激を受けられるのだな、と思います!


フィードバックセッションの風景


ちょうどお昼を過ぎたころ、30分×3ラウンドのプレゼン時間が終了しました。フェローにとってはどんな時間だったのでしょうか?フィードバックセッションの次はいよいよラップアップセッションです!


今日を締めくくるラップアップ、そしてフェローは次のステージへ!


ラップアップをするStartup Leadership Program (SLP) フェロー ラップアップをするStartup Leadership Program (SLP) フェロー

社員からのコメント

「今日のプレゼンへのフィードバックとしてハリボテでも世の中にプロトタイプを出すことが大切だと理解ました。今後はできるだけ早く製品化できるよう活動していきたいです」

「アクティブシニア向けのサービスを検討しています。事業の方向性をどこに置くべきか今日のメンタリングセッションを通じて、しっかり目指すべき方向性を見定めようと決めました」


そして最後の〆に登場したのはSLP代表理事、新村 和大(しんむら かずひろ)さん。

あまりマジメなコミュニケーションはできないから、との謙遜しながらのメッセージに、緊張のフィードバックセッションを終えた参加者の安堵もあいまって会場からは笑いの声が。


最後の〆に登場したのはStartup Leadership Program (SLP) 代表理事、新村 和大(しんむら かずひろ)


「今日は真剣に議論した場となったので、ダメだしとかで色々とムカつくことがあったと思います。ですが、この苦い思いを血肉とし、いつか笑いあえる日まで走り続けて下さい!」

一気に会場全体が和んだ瞬間でした (笑)

最後に恒例の記念写真をパシャリ!


デジタル・ハブ恒例の記念写真


その後もアイディア交換や名刺交換などでなかなか人だかりが絶えないデジタル・ハブ。次はどんな「つながり」が生まれるのでしょうか?


アイディア交換を行うStartup Leadership Program (SLP) 参加者 アイディア交換を行うStartup Leadership Program (SLP) 参加者
アイディア交換を行うStartup Leadership Program (SLP) 参加者 アイディア交換を行うStartup Leadership Program (SLP) 参加者

SLPフェローの皆さま、メンターの皆さま、そして運営メンバーの方々、このたびはデジタル・ハブにお越しいただきありがとうございました。デジタル・ハブでは人と人とを「つなぐ」をコンセプトに、さまざまなイベントを開催しております。幅広くドアを開放していますので、ご興味を持たれた方はどしどしご連絡ください!


デジタル・ハブ


【出典】

SLP Tokyo

http://startupleadership.jp/

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