――現在のキャリアについて教えてください。
M.A 入社後、2つめのプロジェクトでデータ移行を経験した際、データ移行のスクリプト作成業務を“楽しい”と直感しました。 コマンドを覚えながらスクリプトを作っていくのですが、数学の公式を覚えていくような感覚で、取っ掛かりの良さを感じたからです。 業界を問わず、どんな案件にも応用できるところにも強い魅力を感じました。
私は自分が興味を惹かれたテクノロジーにより深く携わりたいと考え、当時の上司に自分の希望を率直に伝えたうえで、より専門性が高い仕事に携わる組織へ異動することに決めました。
異動先の組織は「テクノロジー分野のスペシャリスト集団」というイメージがあったので、不安はありましたが、上司に後押しして頂けたことで異動を決断できました。チームの雰囲気の良さも決め手でした。
異動後、お客様の運用業務をフィリピンにあるアクセンチュアのデリバリー・センターへ移管する案件を経験しました。フィリピンチームへの運用ツールに関する知識やノウハウの移譲だったのですが、私にとって未経験の業務内容・ツールだったので、毎日そのツールを触りながら必死に覚えました。2ヶ月にわたってフィリピンに滞在したので、現地メンバーとの交流も深まりました。現在は、アメリカ、日本、インドの3拠点を結ぶプロジェクトなど、日本にいながら世界と関わる経験を増やしています。
入社前、私は「磨きたい専門知識を見つけること」と「グローバルに活躍すること」の2つを目標にしていたので、入社数年でそれらを経験できました。
――専門性を高めるために、どのような取り組みをしていますか?
M.A 業務を通じてのスキルアップと並行して、体系的に基礎も学び直したいと考え、資格の取得をはじめました。主にベーシックな資格を獲得し、幅広い知見を持てるように取り組んでいます。最近はミドルウェア領域の開発・運用が自分の主なターゲットです。いろいろなプロジェクトを経験しながら自分に最適な領域を絞り込んでいきたいと考えています。
英語スキル向上にも努力しています。私はイギリス留学経験がありますが、気の利いた日常会話の表現などを参考にするために、洋画を見たり、エンジニアのYouTuberの動画を見たりして、趣味と実益を兼ねた勉強をしています。
――働き方やご自分の将来像の目標にしている人はいますか?
M.A 2人います。1人目は働き方についての目標です。女性のシニア・マネジャーで、育児をしながら仕事でも精力的に実力を発揮なさっている人です。確かなスキルを持つことで、ライフステージが変化しても評価され続けられる場所があるのはアクセンチュアの魅力です。2人目はスキルについての目標で、データ移行のプロジェクトでお世話になったエキスパートの上司です。私もいつかスキルを武器に、ライフステージが変化しても継続的なパフォーマンスを発揮できるようになりたいと考えています。