――Salesforce(以下、SFDC)を手掛けるきっかけを教えてください。
S.K 最初はJavaのエンジニアでしたが、クラウドの領域がものすごいスピードで成長していることを知り、社内異動を希望してSFDCを手掛けることになりました。当初、SFDCを「設定などが容易で、とっつきやすい製品だな」と感じましたが、実際のプロジェクトではその自由度の高さゆえに、きちんと思想を持ってモノづくりをする重要性を感じました。
――資格の効果や取得のメリットはどういった点にありますか?
S.K SFDCは機能がグループごとに分かれていて、機能やロールごとに多数の資格が提供されています。私は、お客様のシステム全体を評価するスキルを証明する資格の1つを保有しています。現在、この資格を持っているのは、アクセンチュアの日本法人では自分1人です。
資格はスキルが証明されるので自分の自信にもつながり、強い自己肯定感を得られます。プレゼンする際の説得力につながりますし、お客様の部課長級がSFDCについて自分に直接質問してくださると自信になります。
SFDCは興味があればだれでも勉強が可能です。SFDCに関わるメンバーは講習会やイベントを通じて、スキルを伸ばしたい方々をお手伝いする活動もしています。他人に教えると多くの気づきを得られます。知っていたことでも上手く説明できないことに気づくなど、復習のきっかけになります。学習は習慣化が重要ですから、私も毎晩欠かさず1時間程度の勉強をしています。
――海外メンバーとの交流について教えてください。
S.K 英語スキル向上では海外オフィスの社員と互いの言語を学ぶ語学研修をしています。コストがかからず、仕事に直結する話ができるので非常に実践的です。私は社内のSFDCの資格保有者に向けたニュースレターの編集も担当していますが、クラウドサービスの専門家チームは各国に組織があるので、社内人材の検索ツールなどのコラボレーションツールを活用して海外の「すごい社員」を検索してコンタクトを取り、メールやチャットツールでインタビューを申し込んでいます。
――会社からのサポートはどのように活用していますか?
S.K 多様な機会があること、それ自体が会社からの支援です。大小様々な案件に関与できて、現場でどんどん知識や経験が身に付きますし、身に付けたスキルを実践できる場があります。
裁量を与えられることはもちろん、各業界の専門家や他の技術領域の専門家とコラボレーションできるのもアクセンチュアならではだと思います。自分は海外オフィスのある社員を尊敬していて、将来的に目指す姿だと考えています。彼はSFDCの最高難度の資格を持っていて、コミュニティを通じた知識の共有や情報発信でも貢献しています。自分にとってあこがれであり目標です。