データ・アーキテクチャ
企業や公共機関が生成、保持、抽出するデータの量は日々増え続けているため、データに関連する業務の効率化や費用対効果の向上も、一筋縄ではいかなくなっています。同時に、技術の進歩によって、データベースとそれを支えるインフラストラクチャに関する考え方が変わりつつあります。データ・アーキテクチャとは、プロセス、システム、テクノロジー、そしてスタッフの実践によって、データの保存、アクセス、移行といった操作を最適化するための設計手法を指す用語です。
トランザクションシステム、ビジネスインテリジェンス、レポーティングには、それぞれの要件(応答時間の短縮、大量のデータ処理、同時利用)が存在しており、互いに衝突する可能性がありますが、データ・アーキテクチャによってこうした要件を検討し、バランスを取ることが可能です。データ・アーキテクチャのコンポーネントを効果的に管理するためには、全社的な製品基準を定義する必要があります。この基準は企業全体に対応し、重複のないものとしなければなりません。また、データ・アーキテクチャのコンポーネント毎にリソースを共有し、設備費や運用費を削減するためには、全社的なアセット管理を導入する必要があります。
データの量が増加すると、データをトランザクションデータベースから代替ディスク、テープ等にデータの移行が必要になります。移行後は、許可を得たアプリケーションや部門のみがデータにアクセスできるようにする必要があります。また、データへのアクセスには透過性が求められ、特にデータの移行、保存のためにはシステムのパフォーマンスが重視されます。更に、データ・ストレージ・アーキテクチャは、アクセスに関する要件だけでなく可用性、アーカイビング、ディザスタリカバリの要件にも対応している必要があります。通常、企業のハードウェアコストに占める割合が最も高いのは、保持内容、形式を最適化させることにより、コストを抑制することが可能です。
データ・アーキテクチャの設計では、設計の初期段階からデータのライフサイクルを念頭に置き、それをデータのアーカイビングや廃棄に対するアプローチの設計に反映させる必要があります。これらの技術については、対応する運用手順についての慎重な検討が必要です。また、プロジェクトの分析段階で、データ廃棄の計画を正しく文書化しておく必要があります。このような仕様が決定され文書化されていないと、組織的なデータ廃棄が実行されないため、データを支えるインフラのコストが膨れ上がり、許容できない額に達してしまいます。
企業の成長に合わせてデータ品質、生産性、および運用効率を改善するためのビジョンをサポートするのが、アクセンチュアのデータ・アーキテクチャ・アプローチです。私たちはデータのライフサイクル全体に亘って、効果的なデータマネジメントを可能にするためのプロセス、スタッフ、およびテクノロジーをお客様が定義し導入できるように支える専門知識と技術を備えています。お客様はデータライフサイクルの各段階でデータ・アーキテクチャのあらゆる側面を幅広く見通す必要があり、アクセンチュアは先進的なハードウェアおよびソフトウェアベンダーとの強固なアクセンチュア・インフォメーション・マネジメント・サービスのアライアンスを活かして、お客様のそうした取り組みを支援します。データストレージへの要求が増大し、それに伴って巨額の支出が発生している今日、アクセンチュアは提携パートナーと協力して、企業や公共機関がそうした支出を適切に役立てられるよう支援していきます。
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