企業内で分散されている多数のシステムを同期させるには、多大な情報管理作業が必要です。ハイパフォーマンスを支えるシステムを作るためには、これらのシステムに共通した明確な定義とデータ記述を使用させ、連携動作させる必要があります。このようなデータに関する構造化情報をメタデータと呼びます。データベース分野のメタデータには、フィールド名、格納されている情報の種類(日付、通貨、テキストなど)、およびデータの最大長などがあります。
メタデータを利用する手法は、データ・ウェアハウスとビジネス・インテリジェンスの実装を対象としていることが多く、データベース向きです。メタデータには、システムとその相互依存性に関する文書も含まれています。このシステム依存性に関する詳細情報には、将来的なIT拡張プログラムが容易になるという利点もあります。多くの場合、メタデータにはブラウザを使って企業ポータルやイントラネットからアクセスすることができます。
利用可能な全てのメタデータを企業レベルで管理しようとする必要はありません。それよりも必要なメタデータを選択し、作成と維持に必要なコストよりも、管理することで企業にもたらされる価値の方が大きいメタデータだけを管理すべきでしょう。通常最も優先されるのはマスターデータです。マスターデータは組織において最も重要な一貫性のある基幹データで、顧客、ベンダー、製品、材料、社員、場所などが含まれています。マスターデータは使用頻度が高く企業全体で共有されているため、メタデータを管理する価値は明確です。
メタデータの管理を効率的に行うことで、エラーを防ぎ企業システムの保守が容易になります。また、メタデータを活用すれば正しい情報源やデータ所有者を探し回る必要がなくなり、経営幹部は時間を節約することができます。さらに、明確なメタデータを使用することで、矛盾するシステムや重複するシステム間でデータを一致させる必要がなくなります。
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