ITポートフォリオ・マネジメントで実現するハイパフォーマンスビジネス
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The Point 「ポイント」 第7巻、第4号/2007年8月
(アクセンチュア広報誌)
金融サービス本部
IT変革・最適化グローバル・リード
ダニエル・ベントン
金融サービス本部
シニア・エグゼクティブ
ティム・ニューマン
IT投資ポートフォリオの収益最大化
今日、金融サービス業界ではITへの投資が活発化しています。金融サービス企業に対する規制強化による負担の増大が、その一因と考えられます。しかし殆どの企業は、自社の証券ポートフォリオに対して適用しているような厳しい基準を、IT投資に対しては課していません。その結果として、ITに投資したにもかかわらず、投資額に見合う成果を得られていない企業が多く見受けられます。
企業戦略に沿って組織を構築し、投下した資本から最大の効果を得ることを期待するなら、ITプロジェクトのポートフォリオも同等の厳しさで管理する必要があります。IT投資管理が適切に成されていれば、社員はCEOの掲げる経営方針や事業変更計画の推進に集中することができます。しかしながら、この手法でハイパフォーマンスを実現するためには、経営陣の理解とサポートが必要不可欠です。IT投資ポートフォリオでは、単にIT分野だけでなく、企業全体の課題を取り扱います。企業のトップは、集中管理と分散管理のバランス維持に必要な変革を推進する後ろ盾となり、また、あらゆる職務階層で適正に意思決定が成されるようにインセンティブを付与する必要があります。
さらに、事業計画とIT計画の策定者は、所定の作業ポートフォリオの実行を合理的に組み立てられるよう充分に留意しなければなりません。そのためには、新規投資を始める際に伴う諸問題を現実的な視点に立って把握し、IT、業務、人事、財務部門などへの影響と効果を想定する必要があります。こうした予測を行うことで、供給サイドの管理者はより現実的な実施スケジュールの策定が可能になり、将来の需要を予測しながら、状況に応じて資源配分の調整をすることができるようになるのです。
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