企業文化とテクノロジーが変革を加速する
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The Point 「ポイント」 第8巻、第7号/2008年09月
(アクセンチュア広報誌)
保険担当シニア・エグゼクティブ
ジョン・ゴーマン、ピエール・ルイ・セガン
将来のため、生命保険は今が変革の時
保険業界に現在、かつてないほどの速さと激しさで変化が巻き起こっているという事実を認めない経営者はいないでしょう。その変化が最も如実に現われているのが、顧客のニーズと購買行動です。今日の顧客は、性質の大きく異なる3つの世代に分かれており、それぞれの世代は顧客として利用する企業との付き合い方においてもはっきり違う傾向を示します。
他業界の企業と同様、保険企業もこの3グループ、すなわち、ベビーブーマー世代、そしていわゆるX世代、Y世代といった各層の顧客ニーズをいかに満たすか、模索を続けています。たとえば、ベビーブーマー世代が要望する保険商品は、積立・死亡保障・収益が一体となった、より一層革新的で柔軟性を持たせたものになると予測される一方、Y世代は保険商品の販売およびサービスに、ソーシャル・ネットワーキング(SNS)やインスタント・メッセージングのようなコミュニケーション手段が導入され、活用可能になることを期待しているといったことが挙げられます。
業界の根底を揺るがすような変化が進行しつつある中、生命保険企業は今後、予期せぬ状況において方策が無いという事態はなんとしても避けねばなりません。保険企業の販売手法や商品タイプも、この先大きく変わると予想されます。5 年後にはまだそれほど変わらないとしても、10 年後にはおそらく根本的に違う形になっていることでしょう。そのため、企業はどんな地域のどの世代の顧客に対しても、より素早く柔軟に、しかもコスト効率のよい方法でニーズを満たすことができるようなあり方へと変革を図ることが必要です。
そして、このような変革を継続的に推進するためには、これを土台として支えるような、強力な企業文化と事業モデルの確立が必須の前提事項となります。それによって保険企業は、市場におけるシェアを拡大させながら収益率改善を実現させ、事業コストを大きく削減し、新商品の市場投入までに要する時間を短縮させるといった戦略的強みを獲得することができるのです。
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