金融サービス業の新時代に向けたハイパフォーマンス人事機能の構築
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The Point 「ポイント」 第9巻、第7号/2010年2月
(アクセンチュア広報誌)
金融サービスグループ
ヒューマンリソース・トランスフォーメーション・リード
アンソニー P. アバティエロ(Anthony P. Abbatiello)
人事部門のハイパフォーマンスを実現する要諦とは
今日の金融サービス企業を取り巻くマーケットは、グローバリゼーションの要求や、新たな製品・サービスの迅速化と低コストでの提供、といった変化に加え、金融危機をきっかけに政府の監督、規制がより一層強化されることが予想されるといった、数々の未曾有の困難に直面しています。
このような環境の変化で、企業が直面している課題に取り組み、ハイパフォーマンスを実現していく上で、人事部門が重要な役割を担うようになってきています。それは人事部門が、有能な人材の獲得や維持、社員のパフォーマンスに影響を与える人事異動、コア事業やコストの見直しに注力するなど、人材の創出価値の最大化を実現する中枢機能を有しているからです。
しかし、人事部門が各部署の人的側面の支援を行い、企業戦略に対する人的施策の有効性を高めるためには、今までの人事機能を抜本的に変革する必要があります。その変革を実現するには、適切な人事関連のツールやケイパビリティといったアセットを幅広く駆使して、現在の人事施策とオペレーションの効果と効率評価するとともに、改善すべきプロセスや技術分野を特定してテーマを具体化し、優先順位を確定していくことが求められます。
また、テーマの改善は短期で結果を出しながら改善活動にドライブをかけていくことが要諦となるため、2年以内に実施できる包括的な計画策定を行うことが必須となります。このような変革を的確に実施すれば、新たな人事施策は事業のハイパフォーマンスな成果に大きな影響をもたらします。具体的には、オペレーションコストの削減、社員のパフォーマンスの向上、そして人事やグローバル人材の能力分析によるより高度な人材サービスの提供といった成果を生みだします。
ゆえに、人事機能を変革することで、先進的な金融サービス企業は、様相が一変した今日の金融環境下であってもハイパフォーマンスの実現を加速する促進剤を手に入れることができるのです。
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