インドへの道- インド市場での成功の鍵
アーメン・アバネッソフ、アニシュ・グプタ
広報誌「アウトルック」日本語版 2009 June
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インドのように多様で複雑な消費者市場で成功できるのは、適応力に優れた企業に違いない。成功企業は、インド社会に深く入り込み、現地企業をパートナーとして取り込んでいく。
2007年のインドの個人消費支出は、4,500億ドル近くに達し、2000年の2倍にまで増加した。エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが11月下旬に発表した報告書によれば、世帯所得が今後さらに倍増し、2012年には個人消費支出が8,020億ドルに拡大すると見込まれている。
インドの経済成長が、今回の世界的な景気低迷や11月のムンバイでの衝撃的な同時テロの影響を受けなかったわけではない。実際、2008年第3四半期の経済成長率は、過去4年間で最低の数字に落ち込んだ。しかし、それでも7.6%のプラス成長なのである。世界の大手小売企業の4分の1が、既にインド市場への進出を果たしているか、または早期に参入を予定しているのも、驚くにはあたらないだろう。
インドの多様で膨大な消費者セグメントの全てが、今までにない消費拡大を続けているものの、消費者市場を大きく変える主役となるセグメントは、経済的にも豊かで、ブランド志向が強く、インターネットを駆使する都市部の若年層である。インド国民の半数を占めている25歳未満の若者たちこそが、彼らの親の購買意思決定に大きな影響を与え、特に都市部において、ゲーム機からファーストフードまで、欧米風の広範な商品やサービスに対するかつてない需要の高まりの中心となっている。
筆者について
アーメン・アバネッソフはアクセンチュア・ハイパフォーマンス・インスティチュートのシニア・マネジャーである。2006年9月、ニューデリーに同インスティチュートのインド・オフィスを設立し、活動拠点としている。同インスティチュートでは、新興市場の動向を研究し、最近は、アジアのグローバル化と経済成長が企業に与える影響に関する書籍や記事を発表した。中心となるテーマは、社会の遅れた領域に経済・社会的発展をもたらすための民間セクターの役割を含む、企業、政府、市民社会の相互関係である。
アニシュ・グプタは、アクセンチュア・インド・プロダクト・グループのマネージング・パートナーである。アジア全域で、15年のビジネス・コンサルティング経験を持つ。代表的なプロジェクトとして、インドの家族経営消費財企業のビジネス・トランスフォーメーションの主導、大手家電製品グローバル企業のアジア展開ビジネス・モデルの開発、インド大手企業のアグリビジネスに対するビジネス・モデルの提案などがある。同氏はニューデリーを拠点に活動している。
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