“街づくり”としてのスマートグリッド
スマートグリッドがもたらす世界①
アクセンチュア エグゼクティブパートナー
伊佐治 光男
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わが国においてもここ1年で、スマートグリッドという言葉を耳にすることが急激に増えた。スマートグリッドは、来るべき低炭素社会を支える社会インフラであり、このインフラの上に、スマートホーム、スマートビルディング、プラグインハイブリッド車といった数々の社会的アプリケーションが今後発展していくことになる。
経済・社会の一部でなく全体が、根本的かつ不可逆的にインパクトを受けるという意味において、この変化はインターネットのビジネス利用以来の構造的変化の波である。需要創造によって潤う産業の裾野は当然ながら広く、多くの企業がスマートグリッドに対して熱い期待を込めた目を向けている。
構造的変化にはタイミングがある。変化の波に乗り遅れた時の代償は大きいが、ターザンの綱のように、対応が早過ぎても波に乗ることはできない。スマートグリッドを取り巻くある種の熱狂を、このような視点から冷めた目で見る向きもある。一方、目を海外に転じると、そこには既に多くの〝スマートグリッド?の取り組みが存在している。構造的変化への対応を誤らないために、われわれはそれらの先行する取り組みから何を学ぶべきだろうか?
株式会社エネルギーフォーラム発行 月刊「エネルギーフォーラム」2009年11月号掲載
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