今の時代を勝ち抜くグローバル経営
ピーター・チーズ、ウオルター・G・ゴセージ、ヤリット・シルバーストーン
広報誌「アウトルック」日本語版 2009 April
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グローバル化した環境で勝ち抜くハイパフォーマンス企業になるには、変革のマネジメント、リーダーシップの育成および企業文化のグローバル化、という3つの領域において、大胆に取り組んでいく必要がある。
従来の考え方では充分対応できないほどの急激な状況変化に、経営幹部はいかにグローバル企業戦略を実行に移すべきであろうか。
一部の工業先進国が中心であった企業の世界環境の変化について、例を交えて考察する。
ブラジルに本拠を置くバーレ(旧称コンパニア・バレ・ド・リオドセ)は、世界最大の鉄鉱石生産会社である。ブラジルは、現在では新興国として位置付けられるが、新興国に属する企業のうち、70社ほどがフォーチュン・グローバル500にランキングされており、その中の5社がブラジルに本拠を置いている。
バーレ社は鉄鉱石からニッケル、銅、石炭と業容を拡大し、オーストラリア、カナダ、中国と海外展開して、競争力の強化を図っている。さらに、中国への輸出需要が17%拡大したことを受け、2007年の終わりに同社のCEOであるロジャー・アネェッリは、鉄鉱石等の増産を目的として2008年に110億ドルの投資を行うと発表した。
筆者について
ピーター・チーズは、アクセンチュアの人材・組織サービスライン担当のマネージング・ディレクターで、同サービスラインは、タレント・マネジメント、人事、組織およびチェンジ・マネジメントを主な活動分野としている。同氏は25年以上にわたるコンサルタントとしての経験を持ち、その活動範囲は世界各地、各企業に及んでいる。各種の会議で講演活動を行っており、「人材活用が進んだ企業:グローバル化、人材活用、ハイパフォーマンスのための戦略」(Kogan Page社、2007年発行)の共著がある。同氏は「コンサルティング」誌の2008年度最優秀コンサルタント25人の1人に選ばれた。同氏はロンドンを活動拠点としている。
ウオルター・ゴセージは、アクセンチュアの人材・組織サービスライン所属のチェンジ・マネジメント担当のエグゼクティブ・ディレクターである。21年にわたるキャリアの中で、困難なグローバル・ビジネス・トランスフォーメーションに注力し、エネルギー、化学品、工業製品、消費財の各産業のクライアントにソリューションを提供してきた。同氏はまたシェアード・サービスの設計・実施、ポストマージャー・インテグレーション、地域およびグローバルでのエンタープライズ・リソース・プラニング、ITおよび金融部門のトランスフォーメーションに幅広い経験を有している。同氏は米国テキサス州ダラスを拠点に活動している。
ヤリット・シルバーストーンは、アクセンチュアの人材・組織サービスライン所属のオーガニゼーション・エフェクティブ担当のマネージング・ディレクターで、24年以上にわたるコンサルタントとしての経験を持ち、組織パフォーマンス診断、ジャーニー・マネジメント、ヒューマンキャピタル戦略、人材活用、リーダーシップ開発等に関する開発、実施において長年にわたる豊富な経験を有している。同氏は南アフリカ出身で、米国ジョージア州アトランタを拠点に活動している。
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