変革を促すトリガーを識別せよ ― 好機を逃す前に
アーサー・R・バート、クリスティン・L・フィスリー、マイケル・K・オスターガード
広報誌「アウトルック」日本語版 2008 October
全文をダウンロードする:「変革を促すトリガーを識別せよ ― 好機を逃す前に」 [PDF,1.20MB]
企業に何らかの経営課題が発生したときに、果敢に行動ができない経営幹部は、自社をリスクに晒すことになる。そのリスクは想像以上に大きいことが、最近の調査からも明らかになっている。迫り来る危機を早急に察知し、段階的対処ではなく、抜本的な対策をもって臨むことが肝要なのである。
野性味あふれる行動派の主人公たちがカヌーを漕いで川を下っていると、突然、前方から滝が激しく流れ落ちる轟音が聞こえてくる。ハリウッドの冒険映画に昔からよくあるシーンだ。観客は思わず身を乗り出し、滝に落ちてしまうのか、その前にカヌーの向きを変えられるのかと、はらはらしながら見守る。
こんな映画のような絶体絶命の事態は滅多にないものの、現代のビジネス界でも危険な滝に遭遇することはある。そして、もしこの滝を回避できなければ、映画と同じく悲惨な運命が待ち受けている。経営課題を抱える企業では、経営幹部が対応に手間取ったり、あるいは手をこまねいていた場合、業績が悪化し続け、市場の評価が一気に下がって窮状を世間に知られることになる。こうしたことは規模や知名度にかかわらず、どのような企業にも起こり得る。
筆者について
アーサー・R・バートはアクセンチュアのM&Aおよび企業戦略グループのグローバルリードで、合併・買収、経営統合、戦略コンサルティングの分野で20年以上の経験を有する。アクセンチュア入社前に所属したA.T.カーニーでもアジア太平洋地域担当マネージング・ディレクターとして、国際企業合併、買収、提携分野を担当した。同氏はボストンを拠点に活動している。
クリスティン・L・フィスリーはアクセンチュア戦略サービスラインのシニア・エグゼクティブで、大企業と中小企業の双方を対象に、企業戦略、合併前、合併後の統合、リエンジニアリング、戦略的変革を中心とした業務を行っている。これまで多数の論文を著し、M&Aや企業変革についての講演も行う同氏は、アクセンチュア企業戦略グループの調査やソートリーダーシップ分野を指導監督している。同氏はアトランタを拠点に活動している。
マイケル・K・オスターガードはアクセンチュアのシェアホルダーバリュー・ドメイングループの責任者で、戦略サービスラインのシニア・エグゼクティブでもある。9年前にアクセンチュアに入社し、入社前にはフォーチュン100に名を連ねる国際的飲料メーカーで外国企業買収を担当した経験がある。同氏はアトランタを拠点に活動している。
戦略に関するアクセンチュアのサービスその他の詳細は、お問い合わせフォームをご利用ください。
(関連リンク)
トップへ