新たな試練に勝ち残るための新たな戦略
ポール・F・ヌネシュ、キャロライン・ファーストブルック、ジェームズ・M・エリス
広報誌「アウトルック」日本語版 2009 June
PDFダウンロード
全文をダウンロードする:「新たな試練に勝ち残るための新たな戦略」
[PDF, 1.0MB]
企業の業界内でのポジショニングにかかわる重大な変化は、平時ではなく、経済が大きく変動する時に起こる。このような業界地図を塗り変えるような変革期を乗り越えるには、状況を見極めた適切な判断を迅速に行い、確固たる自信を持って行動に移さねばならない。それができてこそのハイパフォーマンス企業である。
世界金融市場の破綻に端を発した景気低迷は、世界中の企業に深刻な影響を与え続けているが、これは単なる不況ではない。今回の経済危機が1930年代以降の幾多の経済危機に比べ、企業経営にとって厳しいものになっているのは、その程度が深刻であるばかりでなく、変化が激しく、それに伴って先行きの見通しが立てにくいことにある。このことは、株価指数、商品価格、消費者信頼感、信用リスク、外国為替相場など、殆どの経済指標を見ても明らかである。世界中が将来に対する懸念に包まれる中、瞬時に情報が行き交うネットワーク化された社会においては、不安がさらに増幅される。
アクセンチュアは、調査や世界各地のクライアントをサポートする中で、不況時の対応に苦慮する多くの企業の姿を直接見てきたが、今回の景気低迷は特別で、ハイパフォーマンス企業であってもその影響から逃れることはできない。
筆者について
ポール・F・ヌネシュは、アクセンチュア・ハイパフォーマンス・ビジネス研究所の上級研究員として、ビジネス戦略およびマーケティング戦略の研究を主導している。「Can Knockoffs Knockout Your Business?(2008年10月号)」や「The Tourism Time Bomb(2008年4月号)」など、同氏の記事はハーバード・ビジネス・レビューに定期的に掲載されているだけでなく、その他のビジネス誌にも多数の寄稿がある。また「Mass Affluence:Seven New Rules of Marketing to Today's Consumers」(Harvard Business School Press, 2004)の共著者でもある。同氏は、アウトルックのシニア寄稿・編集者であり、ボストンを拠点に活動している。
キャロライン・ファーストブルックは、欧州、中東、アフリカ、ラテン・アメリカ地域におけるアクセンチュア戦略担当のマネージング・ディレクターで、M&A戦略評価と候補先企業の評価、合併交渉、民営化戦略、様々な業界での新規市場参入戦略といった、広範なコンサルティング経験を有している。コンサルティングの経験だけでなく、農業者向けの穀物のインターネット情報提供会社であるイージーケムの立ち上げとその後の売却、さらには、ライフ・サイエンス企業のシンジェタと共同経営でバイオテック・ベンチャー立ち上げに参加するなど、5年間の企業家としての経験も持つ。同氏はロンドンを拠点に活動している。
ジェームズ・M・エリスは、アクセンチュア・ファイナンス・オペレーションズ・グループの責任者として、ファイナンス・パフォーマンス・マネジメント/プロダクツ・グループを主導している。ビジネス・パフォーマンス、企業再編、企業変革など、広範な戦略および運営上の課題に対するクライアント業務において、25年の経験を持つ。同氏は財務機能のトランスフォーメーションに関する2冊の著作の編集を手がけ、いくつかのアドバイザリーボードのメンバーとなっている。アクセンチュアのファイナンス・ストラテジー、シェアードサービス、エンタープライズ・パフォーマンス・マネジメント等のグループにおける、グローバル・ディレクターの経験を持つ。同氏はアトランタを拠点に活動している。
戦略に関するアクセンチュアのサービスその他の詳細は、 お問い合わせフォームをご利用ください。
(関連リンク)
トップへ