ユニリーバは第1の土台となるビジネス・フレームワークとERPモデルを設計していました。アクセンチュアはこれを足場として、SAPソリューションのデプロイメントを支援するためにチームを結集して作業にあたりました。SAPソリューションは、標準化された新たな一連のプロセスとワン・ユニリーバへの改革プログラムを支えるはずのものでした。
チームが配置されると、ユニリーバとアクセンチュアは工業化された実装方法を準備し、デプロイメントは複数のリリースによって構成され、国とサプライ・ユニットのリリースはデプロイメントの複雑性の評価と規模、オペレーション上の制限に基づいて決定されました。
アクセンチュアはSirius/Mountainの導入のために、ユニリーバの本社および現地の人材、サプライ・ユニットとともにチームを組みました。アクセンチュアからの人材は、スペインにあるアクセンチュアSAP製品インダストリー・ソリューション・センターの専門家たちと、インドおよびフィリピンにあるアクセンチュア・デリバリー・センターの技術者たちです。
また、SAP NetWeaverBusiness Intelligence(SAP NetWeaver BI)ソリューションのデプロイメントと、新たな売上報告を可能にするMicrosoft ProClarityのアナリティクス・ツールキットの統合には、アクセンチュア・インフォメーション・マネジメント・サービスからの人材が対応しました。このソリューションには、世界的に見てもSAPデータ・ウェアハウスの最大規模の実装が含まれており、ユニリーバが欧州全域の自社の営業成績とブランドに関してインサイトを生みだす能力を改革しました。
ユニリーバのプログラム管理者とともに工業化された実装方法を共同開発することにより、チームはユニリーバのマーケティングおよび販売部門と欧州24ヵ国62ヵ所の工場に対し統合されたソリューションのデプロイメントを成功させました。現在では合計およそ1万7,000人のユーザーがこのSAPソリューションにアクセスし、これを使用しています。
この規模よりも印象的であったのが、デプロイメントのスピードです。プロジェクト・チームはこのソリューションの実装を、欧州の他の消費財メーカーで採用された当ソリューションよりは複雑ではないSAPプログラムを実装する際に必要とされた時間の半分未満-3年未満-で完了しました。協働によるプログラム管理が成功の主要因でした。
今日、アクセンチュアは、7年のアウトソーシング契約の下にユニリーバのオペレーションに対しアプリケーションマネジメントサービスを提供しています。常時一度に30以上のアプリケーション開発プロジェクトを手がけるこの契約は、SAPの実装に関連したデリバリー・リスクを最小限にし、現地で開発されサポートされるアプリケーションへのユニリーバの依存度を減らし、IT効率と生産性を向上させる手助けとなりました。
そして重要なことは、これによりユニリーバのプログラム管理担当者がSirius/Mountainプログラムの価値を最大化することに集中できるようになったということです。