
調査は、2005年1月から行っている“Accenture High Performance IT Program”(NOP World社との共同調査)の一部で、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、日本を対象に行った。CIO、CTO、VPまたこれに順ずる役職の方にインタビュー実施。402社(内、日本企業25社)の回答を反映 ここでいう、「戦略的IT投資」とは、新規システムの開発案件やインフラ統合によるIT刷新など企業の収益向上に直接貢献するような投資案件を意味する。「固定的IT支出」とは、いわゆるメンテナンスコストのことで経営的な価値を生み出さない支出である。打ち手を講じなければ半永久的にかかってしまうコストで、企業成長のドライバーとなる戦略的IT投資がいつまでも増えない状況に陥ってしまう。日本企業は現在そのような状況に陥りつつあり、現状の投資構造にメスを入れなければならない。企業はIT部門及びITベンダーと協力してIT投資の中身を精査し可視化した上で、戦略的な構造改革に着手しなければならない。 日本企業がこのような状況に陥ってしまった要因として3つの要素にまとめてみた。 - IT投資が企業価値を向上させるという理解が全社的に浸透していない
- 過去のシステムの統廃合が進んでいない
- IT人員不足に対する思い切った施策を打てていない
■IT投資への低い期待 一番目の「IT投資が企業価値を向上させるという理解が全社的に浸透していない」については、業務部門がIT投資案件にどれほど時間を割いているか、という以下の調査結果に現れている。 |